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観光地にて 「駐禁事情」

 今日は年に一度の家族旅行!
 渋滞を避けて、行き帰りの足はマイカーではなく、電車にした。
 けど、旅先では行きたいところがたくさんあるので、レンタカーを借りた。
「よし、おまえたち、まず、どこから行きたい?」
 鼻息荒く、レンタカーの営業所でもらった市内の観光mapを勇んで開くお父さん。
 けど、なぜかその顔が、みるみるひきつる。
「どうしたの?」
「だめだ、見てみろ」
 渡された地図を見る母の目に飛び込んできたのは、真っ赤に塗られた繁華街の道路。
 それは、違法駐車をしたら即取り締まられる「危険地帯」を描いたものだった。
 そして、家族が行きたがってた場所は、すべてその「危険地帯」の道路沿い。
「とりあえず・・・ ここに行こう」
 力なくお父さんが指さしたのは、ところどころ地図に青い点で示されている場所=「駐車場」だった・・・

 これは、フィクションですが、平成18年夏以降、似たような光景が。
 各地の観光地でほんとうに見られるかもしれません。
 違法駐車取り締まり強化に合わせ。
 『3,300社が加盟する全国レンタカー協会(事務局・東京)は、すべての車両に会社名と連絡先を記したシールを張ることを決めた』
 (http://www.asahi.com/ =H18/04/3)そうです。
 これは『運転していた利用者が反則金を払わなければ、(放置違反金の)肩代わりを求められるから』で。
 『違法駐車が確認された段階で、シールにある連絡先に通知してもらうよう警察に要請』するとのこと。
 たとえば、ニッポンレンタカーサービス株式会社の賃渡約款(契約書)には、つぎのように明記されています。
『〜前略〜 第18条(違法駐車の場合の措置等) 
 借受人又は運転者は使用中にレンタカーに関し道路交通法に定める違法駐車をしたときは、
 借受人又は運転者は自ら違法駐車に係る反則金等を納付し、及び駐車違反に伴うレッカー移動、
 保管などの諸費用を負担するものとします。 〜中略〜 
 当社は借受人又は運転者に対し、放置駐車違反をした事実及び警察署等に出頭し、
 違反者として法律上の措置に従うことを自認する旨の当社所定の文書
 (以下「自認書」といいます。)に自ら署名するよう求め、借受人又は運転者は
 これに従うものとします。 〜後略〜 
 本約款は、平成18年4月1日から施行します』(http://www.nipponrentacar.co.jp/
 あたりまえのことですが、みんなが行きたがる場所ほど混雑し、違法駐車も多い・・・
 これからの観光地に求められるのは、絶景でもなく、名物料理でもなく、看板娘でもなく。
 駐車場かもしれません・・・ (06/04/26)

sen

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