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自動車版シルバーシート? (千葉県警の試み)

 たとえば昭和30年(1955年)年に普通免許を取得した人は、大型免許・大型自動二輪免許がなくても、大型トラック、大型自動二輪(400cc超)を運転して、捕まることはありません。
 現在ある、大型免許・大型自動二輪免許は、当時存在せず、その頃、普通免許を取得した人には、あとから全部ついてきたからです。
 しかし、法律上、「乗ってもいい」とはなっていても、現実に、こうした車両を運転するには、かなり危険が伴います。
 なぜなら、年齢とともに、とっさの判断力や反射神経が鈍り、統計上、高齢者のほうが事故を起こす確率が高いため。
 当時20歳で普通免許を取得したとして、今、70歳前後。
 こうした高齢者ドライバーには、大型自動二輪(400cc超)はもちろんのこと、普通自動車さえ、あまり乗ってほしくないのが警察のホンネじゃないかと思われます。
 かといって一律に、「年寄りは車を運転するな」というと、人権侵害問題にもつながる・・・
 そんなジレンマを解決しようと、千葉県警では、こんな試みをはじめました。
 『(千葉)県内の65歳以上の高齢運転者による年間事故件数が増える中、県警は9月29日、高齢者運転標識(もみじマーク)を付けた車優先の駐車スペースを設置し、高齢運転者の事故防止策に本格的に乗り出した』(千葉日報 10/01)。
 もみじマークとは、70歳以上のドライバーが提示することができる高齢者運転標識で・・・
 このマークをつけた車に幅寄せや割り込みすることを禁止し、違反したドライバーには5万円以下の罰金と、免許点数を1点加点するなどの罰則を設けて、高齢者ドライバーを保護するためのマーク。
 ところが、「年寄りあつかいするな」と思うドライバーが多いのか、『現在の取付率は約2割と低く、高齢運転者への配慮が十分でないのが現状だという』(同上)とか。
 そこで、違法駐車取り締まりが強化されたのを逆手にとり、「もみじマークをつければ、らくに車が停められますよ」と、マークをつけるよう誘っているのが、今回の千葉県警の作戦ですが・・・
 たとえば、電車の中でも、「シルバーシート(優先席)なんか、みっともなくて座れるか」という元気なお年寄りもいることだし、この計画、どこまで功を奏するのでしょうか。
 また、シルバーシートでも、空いてれば平気で腰かける若者が多いことから、だれかが優先スペースをちゃんと管理しないと、せっかくの制度も生きないような気がします・・・ (06/10/14)


sen

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