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容疑者? 被害者? (「駐車禁止除外指定車標章」規則改正その4)

 ”善意の踏み絵”? 「駐車禁止除外指定車標章」・・・
 障害者の利用する”車”から、障害者そのもの=”人”に交付するようになる・・・
 おおげさにいえば、”コペルニクス転回”をとげる、同標章制度。
 思うに、この交付条件の変更により、同標章制度の利用者は、今までより増加するのではないでしょうか。
 理由はただひとつ。
 免許や車を持たなくても、申請できるようになったから。
 そもそも、なぜ、このような制度があるかというと、おそらく・・・
 歩くのが不自由な傷害者が、車を利用してどこかへ行こうと思っても・・・
 行きたい目的地と駐車場が離れていたら、その間を歩かなくてはならず、車を利用するメリットが半減するため。
 特例として、ほんとは駐車してはいけない場所に駐車してもいいですよ、というものだったような気がします。
 そして、これまでは・・・
 「駐車禁止除外指定車標章」を交付するにあたり、その車が、傷害者本人が運転するか、または、障害者を介護するために家族などが運転する車であると、認定されることが必要でした。
 ところが、これからは、車はおろか、免許も持っている必要がないのです。
 知り合いに病院に連れて行ってもらうため、介護タクシーを利用するため、・・・
 日常生活のさまざまな場面で、同標章を利用する機会が増えるため、申請する人も多くなるのではないかと思うのです。
 そして、利用者の広まりは、もしかすると・・・
 新たなトラブルが生むかもしれません。
 たとえば、日本のどこかで、こんな風な会話が交わされるかも。
 「足が不自由なお隣りさん、これまではたいへんそうだなあと思っても、なにもできませんでしたが、新しいその標章があるなら、こんど、わたしの車に乗せていって、治療が終わるまで病院の前で待ってますよ。待ってても、車にいれば、駐禁とられないんでしょう」
 「ええ、そうです。ほんとうですか、助かります」
 「いえいえ。お互いさまですから。でも、病院の帰りに、ちょっと買い物行きたいところがあるんですけど、寄ってもいいですかね」
 「はあ、まあ」
 「よかったあ。そこは駐車場が離れてるし、いつもいっぱいなんで、重い荷物持って歩くの、いやだったんですよ。じゃあ、病院ではわたしが、買い物のときは、お隣りさんが車の中で待ってるということで」
 「ええ、まあ」・・・
 タクシー代もばかにならない、今の世の中・・・
 しかも、すべてがそう、とはいわないまでも、いくらかは”善意”のこもった申し出を、あなただったら断れますか・・・(1にもどる) (07/06/04)

sen

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