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バットマンとETC (交通ヒーロー事情)

 むかしむかし、実写版「バットマン」のTVシリーズが日本でも放映されて・・・
 洞窟のなかにある秘密基地から、バットマンカーが出動(と帰還)するシーンでいつも、バタッ!と。
 入り口におかれたハードルみたいな柵が、自動で倒れ、子供心にかっこいいなあと印象に残っていたのですが・・・
 最近、首都高速を走るたびに、そのシーンがよみがえります。
 なぜなら、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)が車についているから。
 料金所が近づくと、ピーンと音がして赤い棒が上にはねあがり、通行料を払うためにとまっている車を横目に、ゲートを走りぬける。
 このとき気分は、「ゴッサムシティのブルース・ウェイン」!
 ・・・などとほざいている、ノー天気な中年はさておき。
 この、便利なETCの仕組みを悪用したドライバーが逮捕されました。
 『自動料金収受システム(ETC)の車載器に実際より小さな車の情報を入力したまま高速道路を安く通行したとして、静岡県警は(7月)4日、静岡市の男を道路整備特別措置法違反(通行方法の指定違反)の疑いで逮捕した』(http://www.asahi.com/ 07/04)。
 じつは。
 『中日本高速道路によると、ETCの料金所にはビデオカメラが設置されており、ナンバープレートや車両の大きさなど、入力された情報と異なる場合はバーが自動的に下りる。しかし、普通車と中型車の微妙な違いや、ナンバープレートが汚れている際など、不正がはっきりとわからない場合もあるという』(同上)。
 けっこう、アバウトな装置だったんですね、ETC。
 『ETCでは料金所のアンテナで、通行車両の車載器に記録された車種などの情報を読み取る。車載器に車種などの情報を書き込めるのは、登録された販売店などに限られている』(http://www.yomiuri.co.jp/ 07/04)だそうですが・・・
 いちど情報を書き込んだ車載器を、ほかの車に移すことは可能なんだとか。
 ちなみに、ETCの不正利用による摘発は、今回が全国で初めて。
 ただ、『県警は普通車の車載器を中型車に移すなどして、ETCを不正に利用して高速道路を通行した車両を多数把握しているという』(http://www.asahi.com/ 07/04)とのことですから・・・
 このさき、さらに逮捕者が出るかもしれません。
 それしても、車種のちがいによる、わずかな料金を惜しむとは。
 ヒーローにあるまじき行い(?)です。
 (だからバットマンとかいってるのは、おまえだけだって)
 もっとも、ほんとうの意味でのヒーローは・・・
 脳天が煮えるような真夏の都会で、もくもくと違法駐車の確認作業を行う「駐車監視員」の方たちじゃないでしょうか。
 この人たちのおかげもあって。
 街の交通正義は、守られるようになったのですから・・・ (06/07/09)

sen

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