(初出:06/06/14) ※アーカイブ
都庁の中に「都民の声課」があるのをご存知でしょうか?
正確にいえば、「生活文化局広報広聴部都民の声課」。
同課はメールや電話で、1=知事への提言、2=都政・職員に対する要望・意見等、3=都政及び都民の生活に関する問い合わせを受け付けています。
ここに寄せられた意見は毎月集計され、都のHPなどで発表されているのですが、たとえば平成18年5月、都民から寄せられた声の総件数は1,392件。
そのうち、「駐車違反の取締りなど交通安全対策に関する意見」は64件、前月比7割増という結果に。
ちなみに、平成18年1月~4月の「駐車違反の取締りなど交通安全対策に関する意見」件数は、1月=21件、2月=19件、3月=38件、4月=38件でした。
それが5月になって急増した背景には、やはり6月1日から違法駐車取り締まりの民間委託「駐車監視員」制度が施行されることへの関心が高まっているからと思われます。
紹介された都民の声には、つぎのようなものがありました。
『(二輪車の駐車場所を確保してください) 来る6月1日から実施される駐車違反取締りの民間委託に伴い、今まで以上に取締りが強化されると思われます。原付、自動二輪車も現在と同様に取締りの対象になるわけですが、二輪車の駐車場の現状は相変わらず厳しく、有料、無料に関わらず十分確保されておらず、パーキングメーターも車専用のものばかりです。現時点では、どこにどう止めても違反であるという理不尽な状況にあり、違反を取り締まられること自体に納得がいきません』
(http://www.metro.tokyo.jp/ 06年04月)
『(道路交通法の改正について) 道路交通法が改正され、6月1日から駐車違反の取締りが変わります。確かに駐車禁止場所での長時間の違法駐車はいけないことですが、それ以前に都内で駐車場を確保することは大変厳しいのが現実です。』
『せめて、宅配業者や引っ越し業者等には、猶予や緩和の措置があってもよいのではないですか。併せて、駐車場の確保も行うべきだと思います。駅周辺に駐輪場、駐車場は少なく、取締りは厳しい、この矛盾をどうお考えですか』
(http://www.metro.tokyo.jp/ 06年05月)
なかなか手きびしい・・・
これはむしろ、「怒りの声」と呼ぶべきかも・・・