10人目、そしてつぎのマスコミの標的は・・・ (逮捕22)

(初出:06/08/09) ※アーカイブ

ついに二桁、の割には、なんと小さい扱いであることか・・・

全国各地で逮捕者が出るたび話題となってきた、「駐車監視員」への暴行事件。

駐禁確認作業の民間委託「駐車監視員」制度が施行され、一週間もたたないうちに、東京・六本木で発生した「逮捕第1号」の時は、殺人犯が逮捕されたかのような大騒ぎでした。
 
ほとんどのテレビ、新聞などマスコミで「駐車監視員」の右ひざをけって逮捕されたアルバイト青年の実名が報じられ、人ごとながら、その将来が心配になったほどです(当サイトでも事件をとりあげましたが、実名は記載していません)。

もっとも、このアルバイト青年がスケープゴートとなったおかげで・・・
「駐車監視員」=”みなし公務員”であり、いくら不満があっても手を出したら逮捕されるというのが広く知れ渡ったような気がします。
 
その後は、新たな逮捕者が出ても、マスコミの扱いはどんどん小さくなるばかり。

06年8月、下記のような報道があったのですが、逮捕者が「第10」の男なのか、はたまた、ほかにも逮捕者がいて「11人いる!」という状況なのか確信が持てず・・・
心もとないのですが、とりあえず、「わかっているかぎり10人目の逮捕者」という前提で進めたいと思います。

『6日午後8時半ごろ、船橋市葛飾町二の市道で、男が駐車違反の取り締まりをしていた男性駐車監視員(31)の胸ぐらをつかむなどの暴行を加えた。男は通報で駆け付けた船橋署員に公務執行妨害の現行犯で逮捕された。駐車監視員に対する公務執行妨害容疑での逮捕は県内で初めて』
(出典:東京新聞ウェブサイト http://www.tokyo-np.co.jp/” 06/08/08)
 
“県内”と書かれているのは、千葉県のことで、全国ではこれまで、東京、神奈川、大阪、広島、岡山、埼玉で逮捕者が出ていました。
 
逮捕された男は酒を飲んでいたそうですが、飲酒運転で事故でも起こしたら重罪なので、むしろ「胸ぐらをつかんだ」ぐらいで逮捕されたほうがよかったかもしれません。
 
それにしても、これまで逮捕されたと報道されるのは、男ばかり。
このぶんでいくと・・・
 
つぎにマスコミが大騒ぎするのは、「女性初の逮捕者」が出た時かもしれません。
 
女性ドライバーの皆さま、「駐車監視員」が愛車に駐禁ステッカーを貼りつけた現場に帰ってきても、バッグをたたきつけるような真似は慎しみください。
 
さもないと、不名誉な「女性第1号」として、ご近所はもとより全国のお茶の間に話題を提供することになりかねません・・・