使うときだけあればいい? カーシェアリング事情 (その他35)

(初出:06/10/07) ※アーカイブ
 
 マイカーオーナーの皆さん、年間いくら維持費を払ってますか?
 車両本体ローン、ガソリン代、駐車場代、保険費用、車検費用、車両税など。
 また、カーナビなどのカー用品がないと不便だし、遠くにドライブすれば高速代もかかる・・・
 ”運転すること自体が趣味”という人ならともかく、移動手段としてのマイカーは、コストパフォーマンスの面からすると、”割に合わない”のではないでしょうか。
 そんなサンデードライバーの方には、マイカーより「カーシェアリング」がお勧めかも。
 「カーシェアリング」は、ヨーロッパが発祥といわれるシステム。
『レンタカーのように不特定多数が利用するものではなく、予め登録した会員だけが利用できる。一般家庭において、自家用車が使用されているのは1日平均にすると1~2時間ぐらいといわれる。車とは非常に稼働率が低い耐久消費財である。そのため、その所有コストは割高となりがちである。カーシェアリングにおいては、車を財産として所有するのではなく経費としてとらえている。そのため利用のつど、電車、バス、タクシー等とのコスト比較意識が働き、過剰な自動車の利用を抑制するはたらきがあるといわれている』
(https://ja.wikipedia.org/ 06/10/07)
 日本では、埼玉県志木市で地元住民がNPO法人「志木の輪」(http://shikicar.s11.xrea.com/index.files/frame.htm)を設立、有志による「カーシェアリング」が実践されています。
 「志木の輪」の活動について触れた記事がありました。
『車はメンバーの一人が無償で提供し、運輸支局で共同使用の許可を取った』
『趣味や買い物などで月5回程度利用している。マイカーだと年間約50万円だったコストは、半年で約3万円にまで減った』
(http://www.mainichi-msn.co.jp/ 06/10/06)
 コスパの面では、絶大な効果があったようです。
 都心のマンションでは、入居している世帯数にくらべ、駐車スペースが足りないところもあると聞きます。
 そうしたマンションでは、住民みんなで共有して使える車を一台確保しておけば、ずいぶんと便利なんじゃないでしょうか。
 ただし「カーシェアリング」の車を運転して、駐禁のステッカーをはられたのに・・・
 利用者が「反則金」を支払わず黙っていると、管理組合に「放置違反金」の請求がくるのでトラブルになるかもしれません・・・