(初出:06/05/04) ※アーカイブ
じつは、日本の駐禁取り締まり件数は、他の大都市と比べてまだまだ少ないのだそうです。
以下、平成16年4月6日開かれた内閣委員会に、参考人として呼ばれた、東京大学法学部の宇賀克也教授の発言です。
『例えば、人口約八百万人のニューヨーク市の場合、取締り件数が約千万件であるのに対して、人口がその約一・五倍、約千二百万人の東京都におきまして、取締り件数は約四十八・三万件にとどまっております。人口約二十五万人のロンドン市のウエストミンスター地区でも、取締り件数は東京都の倍近い約九十万件に上ります。』
『我が国の場合、警察の執行力の限界から、取締りの対象になるのは一部の運の悪い者のみであるという認識が国民の間に少なからず存在するものと思われ、民間委託の拡大による法執行体制の強化により、かかる現状が改善されることを期待したいと思います』
(内閣委員会:http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/159/0058/15904060058008a.html)
アメリカでもイギリスでも違法駐車は、容赦なくばんばん捕まっているというのです。
06年6月開始の駐禁取り締まり強化で、日本がその差をどこまで埋められるか、世界中から注目されているのかもしれません・・・