(初出:06/10/24) ※アーカイブ
体を張る場所がちがう?・・・
06年10月12日静岡県警高速隊が逮捕した、36歳の運送会社社長についてつぎのような報道がありました。
『「燃料が高騰し、利益を上げるには料金所を突破するしかない」と、従業員を乗せて高速道路のETCレーンを突破してみせ、従業員に突破を教唆したとして』
『道路整備特別措置法違反と同法違反教唆の疑いで、運送会社社長らを逮捕した』
(http://www.sankei.co.jp/ 06/10/12)
『「有料道路を使えば、通行料金は給料からさっ引く」』
『高速隊は、同社が7月ごろから同様の手口で10回以上、会社ぐるみで不正通行を繰り返していたとみて調べている』
(http://www.asahi.com/ 06/10/12)
とんでもない社員教育もあったものですが、 じつはお金を払わずETCを通り抜けようとする試みはこの会社に限ったわけではありません。
つぎのような報道がありました。
『国土交通省によると、(高速道路料金所の強行突破は)2001年度に約27万件だったのが02年度36万件、03年度45万件、04年度66万件、昨年度は93万件(いずれも一般、ETCレーンの合計)と年度ごとに増加している』
(http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/10/06)
そこで高速会社各社も、05年に道路整備特別措置法を改正、不正に高速道路を通行したドライバーに30万円以下の罰金を科すようにしたり、車のナンバーを撮影するカメラを料金所に設置するなど対策を講じていますが、駐禁取締まり強化ほどの劇的な効果はまだ上げられずにいるようです・・・