不正の代償は連帯責任 (その他25)

(初出:06/06/08) ※アーカイブ

 民間取り締まりだから、発覚したのかも・・・
 つぎのような報道がありました。
『駐車違反取り締まりの民間委託が始まった1日、神戸地裁の執行官(58)が食事中に「駐車許可者標章」を不正に使って路上駐車し、取り締まり中の民間駐車監視員や警察官に「業務中だった」とうその申告をしていたことが7日、分かった』
(http://www.jiji.com/ 06/06/07)
 執行官とは、地方裁判所に配置された嘱託職員で、裁判の執行、裁判所の発する文書の送達、その他事務処理などの業務を行います。
 この執行官が不正に利用した「駐車許可者標章」は、本来、執行官が業務中に限って禁止場所での駐車を認めた標章でした。
 しかし、それを悪用されたことから・・・
『同地裁に対し11台分の標章を返納させた。公的機関に標章を返納させるのは極めて異例という』
(同上)
 不正を許さないという厳しい処分ですが、もしかすると常習だったのかも。
 同僚に迷惑をかける事態となり、問題を起こした執行官は頭を抱えたことでしょう・・・