(初出:19/10/05)
そのツイートが命とり・・・
つまらない授業にうんざりして、ついふざけてボールペンを鼻の穴につっこんで自撮りし親友にツイートしたら、その日のうちにクラスの笑いものになっていた・・・
子どもが友だちから聞いた話です。
気軽に投稿や拡散できるTwitterは、”バカッター””バカ発見器”というインターネットスラングがあるくらいこの手の話が多く、笑い話ならまだしも、社会問題に発展するケースもあります。
食器洗浄機に寝そべった写真をバイトにツイートされ営業停止、破産に追い込まれたそば屋、バイトがゴミ箱にほうりこんだ魚を拾いだして調理する動画を投稿し株価が大暴落した回転すしチェーン・・・
そして19年9月12日大阪地裁で、ツイートだけでなくリツイートについても慎重になったほうがいいと考えさせられる判決がありました。
元大阪府知事が、自身を中傷する記事をリツイートされ名誉を毀損されたとして慰謝料請求していた訴訟で、勝訴したのです。
つぎのような記事がありました。
末永雅之裁判長は「元の投稿をそのまま引用するリツイートは、その内容に賛同する表現行為で責任を負う」と認定し、男性に33万円の支払いを命じた。
出典:産経新聞ウェブサイト 19/09/12 https://www.sankei.com/
男性は橋下氏側の提訴前に当該リツイートを削除していたが、末永裁判長はそうした事情を踏まえても、名誉毀損で慰謝料が認められるとした。
訴えられたのが18万人ものフォロワーを持つジャーナリストだったということもありますが、本人は中傷記事をツイートしたのではなく、リツイートしただけ。
1クリックで33万円の支払いです・・・
そんな人はいないとは思いますが、駐禁をとられてむしゃくしゃした腹いせに、自分の車に貼られた駐禁ステッカーを人の車に貼りかえるいたずらをしてツイートしたりすると・・・
”人生詰んだ”となりかねません・・・