「逮捕」されるの? (逮捕37)

(初出: 06/10/29) ※アーカイブ

06年10月26日までに、 東京だけで500人!
つぎのような報道がありました。

『駐車違反などの交通違反をしながら、再三の出頭要請に応じなかったドライバー約500人について、警視庁交通執行課は道交法違反などの疑いで逮捕状を請求した』

出典:産経ニュース http://www.sankei.co.jp/ 06/10/26

驚くかもしれませんが、じつは、駐禁取り締まりが強化される直前の06年5月26日にも、警視庁は、道交法違反などの疑いで約900人分の逮捕状を請求しているのです。

今回、約500人ものドライバーに逮捕状が出たのは、駐禁取り締まりを強化したせいだけではなかったんですね。
記事にはつぎのような記載もあります。

『警視庁では毎年、出頭要請に応じなかった1300人前後を逮捕している。同課では「大半の違反者は反則金をきちんと納付している。逃げ得を許さないようにしたい」としている』

(同上)

つまり06年度は、5月に約900人、11月に約500人が逮捕予定なので、合計で約1400人=例年並みの逮捕者数、ということになるのです。

なお、警察が逮捕状を請求するのはどんなケースかというと、駐禁をとられていながら6回以上※にわたって出頭要請を無視してきたり、飲酒運転や無免許運転など悪質な違反を犯しながら3回以上出頭要請に応じなかったりしたケースとか。
これは、06年5月のときも、同じ基準でした。

では逮捕されるとどうなるかというと、警察署で調書を取られて区検に送られ、罰金刑の略式命令を下され、即日釈放というのが、おおかたの違反者がたどる流れだとか。

つまり、よほど”悪質”と判断されないかぎりは、逮捕されてすぐブタ箱にぶちこまれ、何日も勾留されるといったわけではなさそうですが、それにしても、会社員だったら、職場に警察官がやってきて連れて行かれる場面を、上役や同僚、部下、場合によっては取引先にまで目撃される可能性があるわけで・・・
逮捕されることによる、社会的な影響力には、ひじょうに大きいものがあります。

つい駐禁しがちな、うっかり者のドライバーのみなさん。
警察からの6回目の出頭要請だけは、うっかり忘れて放置しないほうが賢明だと思います・・・(※数値はあくまで参考なので、早めの出頭を強く推奨します) 

※出頭命令を無視して逮捕される目安の回数は”5回”になっている可能性があります(参照記事:逮捕のカウントダウン早まる? (逮捕:令和101)

※「駐車監視員」の活動については下記ページで確認できます(一部PDF)。
全国|駐車監視員ガイドライン