(初出:19/12/26)
明るい新年を迎えるために・・・
なにかと忙しい年末、いつもとちがう道路の混雑に、つい運転も雑になりがちですが、気をつけたほうがいいのが年末交通取り締まりです。
民間委託されている駐禁取締まりこそ、とりわけ取締りが厳しくなることはありませんが、毎年おなじみの飲酒、速度、交差点関連の違反は注意が必要です。
取締りというと忘年会の帰りを狙った夜の印象が強いですが、最近では、アルコールが抜けてない早朝に実施されることもあり、気が抜けません(参照:埼玉新聞ウェブサイト 19/12/17 「早朝に一斉飲酒運転取り締まり 県警320人出動「夜に飲酒したら、朝までお酒が残っている可能性が」」http://www.saitama-np.co.jp/news/2019/12/17/10.html)
こうなると、外出時、お酒を飲む(飲みたい)と分かっているなら、はじめから車の運転は諦め、電車やバスなど、公共の交通機関を利用したほうが無難です。
さらに今年は、”あおり運転””ながら運転”という、新しいチェックポイントが増えました。
あおり運転については、岡山県警では、専門の情報提供サイトを運用、そこに寄せられた情報を元に、すでに摘発者が出ています。
岡山県警は5日、危険運転の情報や動画の提供を求めるため11月に開設した専用サイト「岡山県 あおり110番 鬼退治ボックス」に寄せられた映像を基に、道交法の進路変更禁止違反で違反告知したと発表した。同サイトを通じた摘発は初めて。
出典:山陽新聞digital 19/12/05 「あおり動画サイトで初摘発、岡山 ドライブレコーダー映像提供受け」 https://www.sanyonews.jp/article/964701
また、 ながら運転についても、厳罰化実施後、沖縄で初の逮捕者が出ています。
宜野湾署は23日、宜野湾市真栄原の県道34号で携帯電話を使用しながら車を運転する「ながら運転」をしたとして、道交法違反(携帯電話使用等・保持)の容疑で、とび職の男(24)=市真栄原=を逮捕した。「通話していない」などと容疑を否認している。今月1日に「ながら運転」が厳罰化された改正法施行後、逮捕は県内初。
出典:琉球新報ウェブサイト 19/12/24 「「ながら運転」で男逮捕 厳罰化後初めて 携帯電話使用の疑い」 https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1047336.html
また、高齢者の操作ミスによる交通事故も連日あとを絶ちません。
こちらに非はなくとも、事故に巻き込まれることもあります。
便利なはずの車移動が、いつの間に、こんなに達成が困難なミッションになってしまったのか、首をかしげるばかりですが、”車は凶器にもなる”という認識を忘れないようにすることが、令和のドライバーの常識といえそうです。
とかくこの時期は、一年を振り返っていろいろと考えたりすることも多いでしょうが、運転中は運転に集中していないと、いつ警官から声をかけられるかわかりませんので、ドライバーの皆さま、どうぞご注意を・・・