(初出:20/09/25)
春にもまして、ひっそりと・・・
2020年9月21日~9月30日まで、秋の全国交通安全運動が開催中です。
が、いうまでもなく、いまだコロナ禍がおさまらない中、派手な行事は自粛傾向にあるのでしょうか。
春に続き、交通安全を呼びかける警視庁のポスターに登場した、交通安全広報大使を務めるももいろクローバーZは、いつもの華やかな衣装ではなく、女性警察官のコスプレ姿でした(参考記事:「さみしいZ! ももクロの無駄づかい」)。
化粧も控え目で、十万を超える観客を動員するスーパーアイドルとは思えない地味な印象です。
まあ、警視庁のポスターで、警察官のコスプレしてはっちゃけるわけにはいかないでしょうけど。
そのぶん、警視庁交通部特設サイトでは、カラフルな衣装に身を包む、ももクロの新作動画が公開されています(※補足。現在は削除されています)。
参考:TOKYO SAFETY ACTION 20/09/13 「交通アンゼッター ももクロ先生の交通安全教室」他(https://www.safetyaction.tokyo/)
ところで、2020年秋の全国交通安全運動の全国重点は、1=「子供を始めとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保」、2=「高齢運転者等の安全運転の励行」、3=「夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転等の危険運転の防止」の3点でした。
しかし東京の場合さらに、4=「二輪車の交通事故防止」が追加されています。
じつは都内では、バイク事故の死亡者が急増しているのです。
都内の1~8月の交通事故による死者は90人。新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響などで全国の29府県で前年の同じ期間よりも減少したが、都内は17人増えた。全体を押し上げたのがバイクの運転者の死亡事故だ。6月まで前年並みだったが、7、8月に急増した。
出典:朝日新聞デジタル 20/09/14 「バイク事故の死者が倍増、交通量が減ったからか 東京」https://www.asahi.com/articles/ASN9G3GHCN9CUTIL05Z.html
7、8月に限って言えば、前年同期間の2倍の死者数といいますから、ただごとではありません。
警視庁の交通安全運動重点項目に、独自にバイク事故防止が入ったのも納得です。
いっそ、ももクロも女性警察官ではなく、白バイ警官のコスプレをすればインパクト大だったかもしれませんが、もはやアイドルの仕事ではないかも。
それにしても、駐禁を摘発されても、相手の警官がももクロだったら。
至近距離で会えるなら、罰金も惜しくないというファンが大勢いそうな気がします・・・