東京ビッグサイト周辺駐禁事情 (観光地7)

(初出:06/06/16) ※アーカイブ
 
東京国際展示場、通称:東京ビッグサイトは、ピラミッドが逆さに建っているような独特の形状で・・・
いちど見たら、忘れられません。

日本最大の国際展示場である、東京ビッグサイトの駐禁事情はどうなっているのか、調べてみました。

東京ビッグサイトの住所は、東京都江東区有明3-21-1。
同所管轄の、警視庁深川署(※06年当時。現在は東京湾岸署)の「駐車監視員活動ガイドライン」を見てみると、東京ビッグサイトの周辺は、まっ白。

つまり、違法駐車取り締まりを民間委託された「駐車監視員」を、東京ビッグサイトの近くで見かけることは、まずないのです。

もっとも「じゃあ、ビッグサイトの近くに路駐して、お台場を散歩しよう!」などと調子に乗らないほうがいいのは、「東京タワー」の時と同じ。
「駐車監視員」のかわりに、警察官が周辺を見回っています。

とくに、大きなイベントがあるときには、大勢の警察官が東京ビッグサイトの近くを巡回しています。

年2回開催される「コミックマーケット」(コミケ)の際などは、東京ビッグサイト周辺は無数の人で溢れかえり、それこそ「天空の城ラピュタ」のムスカのセリフのような様相を呈しますが、その割に駐禁車両が目立たないのは、参加者がその辺の事情を知っているからでしょう。

ちなみに、コミケをご存じない方のためにご説明しますと、東京ビッグサイトを全館貸し切り開催される、”日本最大”の同人誌即売会です。

”日本最大”といってもピンとこないかもしれませんが、つぎのような記述を読むと、その規模の大きさが伝わるのではないでしょうか

『2004年夏に行われたコミックマーケット66の公式記録によれば、3日間東京国際展示場を借り切って、販売者3万5000サークル、参加者のべ51万人にのぼった』
(参考:ウィキペディア http://ja.wikipedia.org/)

3日間でのべ51万人、1日平均17万人・・・

広い場所のたとえとして、よく「東京ドーム◯個分」などといわれますが、東京ドームの施設の建築面積は46,755平方メートル、定員5万5千人。対して、東京ビッグサイトの建築面積は141,700平方メートルと、3倍以上あります。

東京ドームの3倍以上の広さの建物の中に、東京ドーム定員の3倍以上の人間が犇めいている・・・

そんな、全国から参加者が殺到するコミケですが、どうしても車で行く必要がないのなら、ゆりかもめ(モノレール)か都バスを利用することをお勧めします・・・

※東京都の「駐車監視員ガイドライン」は以下のページで確認できます。 ビッグサイトは、「東京湾岸署」の管轄となります。
関東エリア|駐車監視員ガイドライン

07年 「コミックマーケット 72 」会場様子。伊藤伸平HPより。