東京タワー ~彼女とボクと、すぐに駐禁~ (観光地6)

(初出:06/06/03) ※アーカイブ

「愛ってなんですか・・・」
小学校低学年のうちの子が、とつぜん歌いだしました。

なにが起きたのかと思いきや、NHK教育テレビで放映している人気アニメ「おでんくん」のテーマソングでした。

「おでんくん」といえば、原作者は、リリー・フランキー氏。
リリー・フランキー氏といえば、05年出版されて大ブームとなり、06年本屋大賞を受賞した名作「東京タワー」の作者でもあります。

アニメ原作から本屋大賞までと、マルチな才能の持ち主で羨ましいかぎりです(ちなみに「おでんくん」は「東京タワーのそばにあるおでん屋台」という設定)。

その100万部を突破した大ベストセラーの影響もあり、06年のゴールデンウイークには最高2時間待ちも出たという、都内屈指の人気スポットに返り咲いたのが、東京のシンボル=東京タワーです。

で、気になったのが、東京タワーの周辺の駐禁取り締まり状況(もはや職業病かも)。
東京タワーの住所は、東京都港区芝公園4‐2‐8。

同地区は、警視庁愛宕署の管轄ですが、同署の「駐車監視員活動ガイドライン」を見ると、最重点地域(路線)とされているのが、外堀通り周辺と、新橋地区(新橋1丁目~5丁目)および周辺と、汐留地区(東新橋1丁目)及び周辺。

東京タワー周辺は、同署が駐禁取り締まりを民間委託する「駐車監視員」による重点活動区域ではありませんでした(※当時の話です。活動地域は年によって変動します)。

だからといって、「ラッキー! 路駐して彼女と展望台デートだ」などと喜ぶのは、まだ早いです。

なぜなら東京タワーのある一帯は、各国大使館や増上寺などがあり、「駐車監視員」が見回っていなくても、警察官が巡回している地域だからです。

したがって、不審な車が駐禁していようものなら、容赦なく、警察官に取り締まられるものと思われます。

なので、なかなか彼女と親しくなれない方は、東京タワーでデートするなら、「この辺、駐禁厳しくてさー、ちょっと歩くけど、駐車場入れていい?」と、いいわけをして・・・

さらっと、東京タワーから近い、東京プリンスホテルの駐車場に車を入れるのはいかがでしょう。

ただし、車を停めたあと、いいムードで東京タワーの展望台に行っても・・・
今後の展開が気になって、景色を楽しむどころじゃなくなると思いますが・・・

※東京都の「駐車監視員ガイドライン」は以下のページで確認できます。
関東エリア|駐車監視員ガイドライン