(初出:06/10/19) ※アーカイブ
車が駐禁取り締まり対象でなくなる、「駐車禁止除外指定車標章」(駐禁除外章)・・・
この駐禁除外章をめぐっては、不正使用や偽造の話が絶えないのですが、とりわけあきれた逮捕劇の報道がありました。
『京都・祇園の花見小路通沿いにある日本中央競馬会の場外馬券売り場「ウインズ京都」周辺路に、馬券購入目的で身体障害者らに交付される「駐車禁止除外指定車標章」を不正に使った駐車が横行し、京都府警は14、15両日、一斉取り締まりで9人を道交法違反(放置駐車)で摘発、31人に対し、文書で指導した』
『週末に標章を表示した車が1日に約40台入れ替わりで駐車する事態が続き、交通を妨げていた』
(出典:読売新聞ウェブサイト http://www.yomiuri.co.jp/osaka/ 06/10/16)
”祇園”といえば、一見さんお断りの由緒正しい花街ですが、その華やかな祇園周辺は、京都府警東山署の管轄。
そして同署の「駐車監視員活動ガイドライン」を見ると、祇園歓楽街周辺は「最重要地域」とされ、「駐車監視員」が見回っていることが分かります。
そこで、同地区の場外馬券売り場へ通う競馬ファンのグループが、取締りが強化された駐禁をまぬがれようと、駐禁除外章を不正利用した。
しかし、”1日に約40台入れ替わり”は派手すぎました。
結局、不正はばれて、反則切符を切られるという結末に ・・・
色鮮やかな着物の舞妓さんが行き来する粋な祇園にふさわしくない、みっともないお話です・・・
※京都の「駐車監視員ガイドライン」は以下のページで確認できます。
近畿エリア|駐車監視員ガイドライン