(初出:06/05/30) ※アーカイブ
06年3月31日金沢市は、「道路標識金沢特区」として認定されました・・・
内閣府が認定したこの特区について、内閣府のHPではつぎのように説明されています。
『道路標識については「道路標識、区画線及び道路標示に関する命令」により、全国一律に規定されているが、安全かつ円滑な交通を確保することを前提として、道路標識の表示機能には影響を及ぼさない範囲において、寸法や文字の大きさ等を周辺環境に調和して柔軟に運用することにより、地域の特性に応じた魅力ある都市景観を保全する』
(内閣府:http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kouzou2/kouhyou/060328/dai10/80.pdf)
ひらたくいえば、「道路標識を小さくし、できるかぎり美しい街並みにしましょう」という意味。
特区に認定された金沢市では、地名や目的地の方向などを示す「案内標識」、道路上の危険を知らせる「警戒標識」を、最大50%まで標識を小さくできます(駐車禁止などを示す「規制標識」や、速度制限などを示す「指示標識」は、もともと、現行法でも小さくしてよかったようです)。
巨大な道路標識で景観が台なしになれば、被害をこうむるのは、観光を大きな収入源とする金沢市民であり、市の税収にも直結します。
全市をあげて景観の細部にまで神経を配り、美観を守ろうという姿勢には、観光都市・金沢のこだわりが感じられます。
ちなみに、標識といえば、明日06年5月31日は、「駐車監視員」制度施行前日。
晴れのデビューに備える「駐車監視員」の中には、これからお世話になる標識をピカピカに磨きたいと思ってる人もいるのでは。
まあ、そこまでしないにしても、今日明日、感慨深げに道ばたの駐禁の道路標識を見上げている方がいたら。
まちがいなく、初勤務をひかえた「駐車監視員」の方と思っていいんじゃないでしょうか・・・