(初出:06/07/14) ※アーカイブ
そもそも車を動かしてる石油は、いつまであるのだろう・・・
調べてみると「石油情報センター」※のHPに答えが書いてありました。
『「石油があとどのくらいあるか」という目安の一つとして可採年数が用いられます。これは、ある年の年末の確認埋蔵量を、その年の年間生産量で割った数値です。05年末の可採年数は49年となっています』
『しかし、この数値は「あと49年で石油がなくなる」というものではありません。ちなみに、図3のとおり、可採年数は年々増えています。石油開発技術は最近20年程の間に格段に進歩し、今後も技術の進歩によって新規油田の発見や回収率の向上が予想され、可採年数の維持・増加も期待されます』
(石油情報センター: 06/07/14 http://oil-info.ieej.or.jp/)※
ここには掲載しませんが、図3とは、年々石油の埋蔵確認量が増えていく様子がわかるグラフとなっています。
毎日毎日掘ってるのに増えてるって、地球は「たたけばビスケットが増えるポケット」かい!、とつっこんだあなた。
鋭い指摘ですが、なにしろ、石油確保は国家の根幹にかかわる問題だけに、採掘技術は日進月歩。
これまで掘ることのできなかった深い地層に眠る油層を見つけたり、原油を石油に精製する技術が発達してむだが減ったりしているおかげで、石油生活の寿命が延び、われわれは文明生活を営むことができているのです。
もっとも、いくら技術が進歩しても、本格的になくなってしまったら、探しようがありません。
何十年、あるいは百何十年先、地球のどこをどう探しても一滴の石油も残っていない、スッカラカンになったとき・・・
車は、ただの邪魔な「鉄の箱」に成り果てます。
身もふたもない話ですが、そうなったら・・・
駐禁もなにもあったんもんじゃありませんね・・・
※「石油情報センター」=経済産業省・資源エネルギー庁からの委託に基づき、石油に関する情報を公平かつ公正な立場で、一般消費者、石油関連事業者などに様々な形で提供しているセンター。
※令和元年10月現在、HPの記載はつぎのように変更されています。
『可採年数は生産によって減少しますが、世界的には、石油の類似資源であるオイルサンド、シェールオイル等の「非在来型石油」の開発が進んだことから石油の埋蔵量は飛躍的に増加しており、「国際エネルギー機関」の長期見通しにおいても、石油可採年数は150年以上と見込まれています。』
出典:石油情報センター 19/10/07 (https://oil-info.ieej.or.jp/whats_sekiyu/1-5.html)