「飲んだら乗れない」、飲酒運転防止装置 (その他31)

(初出:06/10/17) ※アーカイブ
 
 福岡県で発生した、幼児3人が犠牲となった悲惨な飲酒運転事故以来・・・
 職員に「飲酒運転はしません」と誓約書を書かせる自治体が続出するなど、”飲酒運転狩り”とでも呼びたくなる現象が全国で起きていますが、もっとも強く対応を迫られているのはもちろん、自動車メーカーです。
 しかし、トヨタ、日産など自動車メーカーに先駆けて、秋田県の輸入品販売業者が飲酒運転を抑止する装置を開発したという報道がありました。
『新装置「アルコ・インターロックPRO」は、運転手が運転前にマイク型のアルコール検知器に息を吹きかけ、基準値以上のアルコールを検出すると、エンジンがかからなくする仕組み』
『市販の検知器より精度の高いセンサーを採用、呼気1リットル中0.01ミリグラム以上のアルコールを検出でき、基準値は自由に設定できる。運転開始後も、一定時間が経過すると再検査を指示する警報音を鳴らすなど運転中ずっと目を光らせる』
(http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/10/14)
 販売元によれば、こうした装置の開発は、国内初の快挙だとか。
 世界一といわれる開発技術を誇る国産自動車メーカーも、これに奮起して、もっと優れた飲酒運転防止装置を作ってもらいたいものです・・・ 

※令和元年になっても「アルコ・インターロックPRO」は健在で、各地のトラック協会などが導入助成を実施しています。
秋田県貿易株式会社