(初出:06/07/18) ※アーカイブ
ドライバーに悪気はなかったんでしょうが・・・
06年7月13日未明、神奈川県川崎市で発生した死者が出た交通事故は、トレーラーの違法停車が原因でした。
つぎのような記事がありました。
『手前に「車線減少」と路面に表示があり、トレーラーはハザードランプをつけていたとはいえ、左側車線へ誘導する矢印が表示された右側車道で(前方をふさぐように)停車していた』
『取り調べに、運転手は「荷物を届ける予定時刻まで間があったため、時間調整のため、車を停車させハザードを出して、近くのコンビニに弁当を買いに行き、車内で食べていた」と話しているという』
(http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/07/14)
事故の原因となったトレーラーの運転手は、道交法違反(右側停車)容疑で、警察から事情を聞かれているということですが、その心境はどんなものでしょう。
自分のトレーラーの後部に激突した車に乗っていた男女3人のうち、2人が死亡、1人(運転手)が重体という事態となったわけですが、じつは、あまり現実感はないんじゃないでしょうか。
なにしろ運転手にしてみれば、居眠りや飲酒運転、スピード違反など危険運転をしていたわけではなく、弁当食べていただけなのですから・・・
まさか人が死んでしまうとは、予想もしなかったでしょう。
恐ろしい、負の連鎖です。
考えてみたら町中の駐禁車両も、いつどんな悲劇の元となるか分かりません。
駐禁車両のおかげで救急車の到着が遅れ、助かる人も助からなかったり・・・
レーンに違法駐車した車のおかげでバスが遅れて、入学試験に間に合わなかったり・・・
「ちょっとそこまで」と軽い気持ちの違法駐車が、知らないうちに誰かを不幸にしているかもしれません。
地震大国でもある日本、いざという災害時のためにも、消防車や救急車が走りやすいよう道路は空けておきましょう・・・