雲型ナンバー導入は格安だった (その他101)

(初出:07/05/22) ※アーカイブ

 町おこしはアイデア次第?・・・
 07年5月22日、愛媛県松山市は市独自の原付ナンバープレートを交付すると発表したとの記事がありました。
『ミニバイク用に、雲をイメージした形のナンバープレートの交付を7月から始めると発表した』
『大きさは縦約10センチ、横約20センチと、これまでのプレートとほぼ同じ。曲線の輪郭で雲の形をイメージした』
(http://www.zakzak.co.jp/ 07/05/23)
 松山市では今年07年4月、高名な建築家・安藤忠雄氏が設計した「坂の雲ミュージアム」(https://www.sakanouenokumomuseum.jp/)がオープンしたのですが、「坂の上の雲」とは、松山市が舞台となった司馬遼太郎の小説の題名。
 そして、今回の雲型ナンバーは、同小説をイメージしたものだそうです。
 松山といえば、夏目漱石の「坊ちゃん」の町として有名ですが、これからは司馬遼太郎もくわえた、二枚看板とする目論みなのかもしれません。
 ところで今回の変形ナンバー交付にあたって、松山市市長はつぎのような興味深いコメントを出しています。
『「システム変更に数億円掛かるご当地ナンバー導入に比べると、大変安上がりだ。特色ある形で話題性もある。観光や地域振興に役立ってほしい」』
(http://www.zakzak.co.jp/ 07/05/23)
 市長によれば、かかった費用は、約280万円だったとか。
 ご当地ナンバーといえば、山梨県と静岡県がそれぞれ「富士山」ナンバーの申請をして張り合っていますが、そんなに費用がかかるものなら、富士山型のミニバイク用ナンバーを出したほうがよかったのでは・・・ 

※この記事の翌年08年山梨県富士吉田市および静岡県富士宮市などで「富士山」型ミニバイク用ナンバー交付が開始されました。
ご当地プレート 
https://www.jeri.or.jp/center/myplate/