カーナビ、オプションから必需品へ(その他76)

(初出:06/08/18) ※アーカイブ

 カーナビも個性の時代?・・・
 車両サイズなどに応じた駐車場を選んで表示し、空き状況、そこに行くまでの経路なども一目で確認できる”ITカーナビ“はすでにあるようですが、それに負けじとトヨタもカーナビに力を入れているとか。
 つぎのような記事がありました。
『カーナビなどの車載情報端末を使った通信サービスで劣勢だったトヨタ自動車が攻勢に転じた。有料にこだわったため伸び悩んでいた利用者数が、5月にサービスの一部を無料にすると急増。2010年の利用者数は従来予想の3倍の300万人に膨らむと見込むほどだ。』
(http://www.asahi.com/ 06/08/08)
 たった4年で3倍とはものすごい急増ぶりですが、逆にいえばこれまでオマケくらいにしか思ってなかったカーナビに力を入れていかないと、車自体が売れないとメーカーが考えているのでは。
 実際、駐禁取締りの強化に加え、持ってるだけで、自動車税、自動車重量税、自賠責保険など税金を払わなくちゃならない車は、いまや、生活の必需品というより、お金のかかる趣味の一つとなりつつあります。
 足代わりというだけなら、維持費のかからない軽自動車でよく、あえて高級車にする理由がない。
 いまの車には、実用性だけでなく、趣味性を満足させるための機能が求められており、カーナビ機能がその一つとなっているのかもしれません。
 将来的には、カーナビと会話ができるのはもちろん、その声まで選べるようになるでしょう。
 有能な女性秘書風の声、渋いナレーター風の男性の声、SF映画のロボットが発音しているような声などなど。
 ただし、有名アイドルの声を入れたカーナビが発売されたら・・・
 一日中車から出ないでカーナビと会話してる、新手の”ひきこもり”が出現するかもしれません・・・