飲酒運転さらなる厳罰化か (その他90)

(初出:06/11/23) ※アーカイブ

幼児3人が亡くなった痛ましい福岡の事件以来、たえることない飲酒運転報道。
さすがに、これだけ逮捕者報道がつづくと、「飲んだら乗るな」が流行語のようになってきています。

つぎのような記事がありした。

『全国の警察は11月16日~17日、16日夜から17日早朝にかけ、主要幹線道路や繁華街の周辺などで一斉の車両検問を実施し、飲酒運転で757件を摘発、25人を逮捕した』
『昨年11月の同様の検問では飲酒運転の摘発が1103件に上っており、同庁は「抑止対策の効果があった」としている』

http://www.sanspo.com/ 06/11/17

05年の摘発件数1103件-06年の摘発件数757件=346件、約31%減。
たしかに効果があがっています。

しかし11月16日、内閣府が発表した「交通安全に関する特別世論調査」では、国民の多くが、さらなる飲酒運転の罰則強化を求めているとされています。
調査には、全国20歳以上の男女1704人が回答。

飲酒運転の質問では、罰則を強化すべき対象を七つの選択肢から複数回答してもらった。「飲酒運転をした運転者」が72.8%で最も多く、続いて「飲酒運転で交通事故現場から逃走した場合」が67.2%。一方、「飲酒運転の車に同乗した人」は44.1%、「運転者に酒を提供した人」も43%と、ドライバー以外の罰則強化は割合が低かった。「今のままでよい」も8.5%あった

http://www.mainichi-msn.co.jp/ 06/11/17

ちなみに現在(※06年当時)の道交法では、酒酔い運転には3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されますが、今後、さらなる厳罰化が実現すると、飲酒運転が発覚しただけで、社会生命を絶たれる人が出てくるかもしれません。

車は便利だが、”走る凶器”にもなる。

当たり前ですが、あらためてこの事実を肝に銘じて運転しないと、これからのドライバーはたいへんなことになるかもしれません・・・