(初出:07/01/23) ※アーカイブ
「国立公園」はすべて「国有地」だと思ってました・・・
07年1月22日奈良県警吉野署などが、国立公園に駐車場を作ろうとした男性を逮捕したとの報道がありました。
『吉野熊野国立公園内にある土地に無許可で土石を搬入するなどして、形状変更したとして』
『「駐車場にして、商売しようと思っていた」と話しているという』
(出典:時事ドットコム http://www.jiji.com/ 07/01/22)
自然公園法違反の疑いで逮捕されたのは林業を営む男性ですが、 勝手に 「国立公園」に駐車場作ろうとするとは大胆にもほどがあるなと思ったら、じつは、土地そのものは男性の所有地なのだとか。
「国立公園」なのに、なぜ?
困ったときのwikipediaで調べてみると、「自然公園法」の項目につぎのような記述がありました。
『自然公園は、環境大臣が指定する国立公園・国定公園、都道府県知事が指定する都道府県立自然公園があり、いずれも自然環境の保護と快適で適正な利用が推進されている。土地の権原に関わらず地域が指定されているため、公有地のほか、民有地が含まれている。』
(自然公園法:http://ja.wikipedia.org/)
「国立公園」というからには、国が所有している土地だろうと思っていました・・・
ちなみに「国立公園」だからといって、一切手を加えていけないというわけではなく、届け出をすれば認められることもあるようですが、逮捕された男性は無断で工事の準備を進めたため、法律違反にあたるとされたようです。
それにしてもこの男性、 今頃 「自分の土地なんだから、駐車場作るくらいいいじゃないか」と思っているのでは・・・