(初出:19/09/16)
盗むほうも買うほうも、はた迷惑・・・
「ご当地ナンバープレート」とは、地域の魅力を全国に発信するため、交付されている地方版図柄入りナンバープレートのこと。
自動車の場合、平成30年10月1日から全国41地域で交付されており、その地域は、国土交通省のHPで見ることができます。
期間限定(20年9月30日までの予定)で、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートも交付されています。
出典: 全国自動車標板協議会 (http://www.n-p.or.jp/graphicnumber2.html )
また、図柄入りナンバープレートは原付バイクにもあるのですが、こちらは、自動車に比べて交付している自治体の数がずっと多く、マンガやアニメのキャラクター(範馬刃牙、ルパン三世、ウルトラマン)が入っていたり、形自体が長方形ではなかったりする、ユニークなものがあります。
そのため注目され、人気も高いのですが・・・
その人気に目をつけ、盗んで転売するという事件が発生、つぎのような記事がありました。
『埼玉県北本市で、特産のトマトのキャラクターをあしらったミニバイク用「ご当地ナンバープレート」を盗んだ』
出典:47NEWS 19/09/11 https://this.kiji.is/
『「インターネットでご当地ナンバーを交付する自治体を調べ、地図アプリでミニバイクが多そうな集合住宅を探した」と供述。福島、茨城、栃木、千葉、東京、静岡の各都県での犯行もほのめかしている。』
車より身近な”足”として、乗る機会が多い原付バイクですが、ナンバープレートがなければ乗るわけにいかず、盗難届を出したりと面倒な手続きをしないといけなかったり、持ち主にとっては迷惑以外なにものでもありません。
盗んだナンバーは売ったとされますが、警察は売却先も調べるとしています。
珍しいナンバーを集めたがる気持ちは分かりますが、出所をちゃんと調べないと、心ならずも犯罪を手助けしたことになるので注意したほうがよさそうです。
ちなみに、 行為自体が違法なので、向くとか向かないとかの問題ではないのですが、図柄入りナンバープレートは目立つため、駐禁に向いてないことはいうまでもありません ・・・