(初出:19/10/04)
今回は駐禁とは関係のない、まったくの趣味の文章となります・・・
19年7月18日、アニメファンは動揺しました。
「ハルヒ」や「けいおん!」など、数々の名作アニメを世に送りだしてきた「京都アニメーション(京アニ)」が火事だという速報が流れたのです。
「あー、セルってよく燃えるんだよね」
朝方、第一報を聞いたときの、のんきな感想はそれでした。
まさか、とてつもない大惨事になってるとは知らずに。
その後、次々と増える死亡者数報道に「これはただ事ではない」と思い直し、最終的に現場では30人以上の死亡が確認されるという最悪の事態に、声も出なくなりました。
アニメファンの動揺は衝撃に、そして悲嘆へと変わりました。
その京アニの最新劇場アニメ「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝-永遠と自動手記人形-」(http://www.violet-evergarden.jp/sidestory/)が、19年9月6日公開され、現在(10/4)も絶賛公開中です。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、京アニが手がけたテレビアニメで、18年1月~4月までTOKYO MXなどで放映されました。
戦闘機械のように戦って過酷な戦場を生き残り、両手を失いながら、義手で手紙を代筆する自動手記人形として第二の人生を歩みだす少女・・・
最初、このストーリーを聞いたときの感想は「よく意味が分からないし、手紙の代筆のアニメって、どうなの」でしたが、ためしに見てみると、あっという間に引き込まれるのは、さすがに京アニ。
ただ、劇場版「外伝」に続き、公開が予定されていた「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、事件の影響で20年1月10日に予定されていた公開日が延期されています。
また、現在京アニには、世界中のファンはもとより、企業やアニメの舞台となった自治体からの支援、政府による税負担の軽減などの措置が講じられようとしています。
社会現象にまで発展した「けいおん!」など、京アニ作品を観られた方には共感いただけると思いますが、京アニはアニメ界、そして日本が誇る文化です。
気の毒にも多数犠牲となったスタッフは、その文化を支えた貴重な人材でした。
事件の規模が規模だけに、安易に頑張ってとはいいがたいですが、京アニにはできればこれからも新作を期待したいと思います・・・
※19年10月4日現在、TV版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」はNetflix(https://www.netflix.com/)などで有料で鑑賞可能です。