未来のクルマ、飛ぶのが早いか、歩くのが先か(その他:令和154)

(初出:20/10/14)

先に実現するのは、飛ぶクルマか、歩くクルマか・・・

韓国の現代自動車が、歩くクルマを実現させる研究開発組織を設立したとの報道がありました。

UMV(究極の移動手段)の例として、現代自動車は2019年に公表したコンセプトデザイン「Hyundai Elevate」を挙げる。Elevateは、タイヤを脚に変形させることで、タイヤ走行モードと四足歩行モードを切り替えて移動可能な電気自動車(EV)。通常の自動車と同様にタイヤ走行可能でありながら、必要に応じて出す“脚”で不整地などを“歩行”できる。

出典:CNET Japan 20/10/08 「ヒュンダイ、「究極の移動手段」の研究組織を設立–“歩ける自動車”実現を目指す」 https://japan.cnet.com/article/35160663/

下記が、2019年現代自動車が公開したムービーですが、なかなかリアル。

出典:HyundaiWorldwide

ちなみに、ふつうの車の域を越え、水上も進む車はすでに実用化されています。
下記が、そのWaterCarのムービー。

出典:WaterCar Amphibious Vehicle Manufacturer

そして、様々な業界からの参入が相次ぎ、テスト走行ならぬテスト飛行が繰り返され、もうじき実用化されるといわれているのが、空飛ぶクルマ。
下記が、その空飛ぶクルマのムービー。

出典:SkyDrive Inc

水上を進み、空を飛び、さらに歩く、”車”。

かぎりなく、言葉の定義が怪しくなってきている今日この頃ですが、考えてみれば、メールを送り、ウェブ閲覧し、電子マネーの決済ができても、スマートフォンはあくまで携帯”電話”。

言葉は生きもの、時代とともに進化すると考えて受けいれるしかないのかも。

AR&VRが鑑賞でき、通話も可能で、モバイルマップが参照できるスマートグラスが誕生しても、きっと”メガネ”と呼ばれるのでしょう。

未来では、水の上だろうが、空中だろうが、脚が生えようが、放置されていればもれなく、”駐禁”として処理されるのかもしれません・・・