自動運転も空飛ぶのも夢で終わったウーバー(その他:令和172)

(初出:20/12/10)

 コロナ禍はウーバーの夢も奪いました・・・
 注文待ちで立ち尽くす姿がお地蔵さんのようだということから「ウーバー地蔵」という言葉まで産み出した、フードデリバリーサービスのウーバーイーツ。
 ウーバーイーツは元々、ライドシェアサービス・ウーバー(Uber)の副次的なサービスでした。
 アメリカ生まれのウーバーは、一般人が自分の車を使って空き時間に他人を運ぶ民間タクシーサービスですが、2015年、アメリカと同じようなサービスを日本で開始しようとしたところ、国土交通省から「白タク行為にあたる」とされ、あえなく中止に。
 そこで翌2016年、ライドシェアサービスのウーバーに代わるようにして始まったのが、フードデリバリーサービスのウーバーイーツです。
 開始当時は、いずれウーバーのサービスが再開されるまでの繋ぎだろうとの見方もあったウーバーイーツですが、コロナ禍で、突如として存在感を示したのは意外でした。
 ちなみに、ウーバーイーツの母体であるウーバーは、民間ではなく、プロのタクシーと利用者を結ぶサービス”ウーバータクシー”に進化。
 紆余曲折を経たのち、今年2020年7月、東京でのサービスを開始しています。
参考:「Uber Taxi東京で開始! アプリで簡単タクシー配車」(https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/uber-taxi-tokyo/)
 しかしながら今年2020年、日本では想像もつかないほどコロナが猛威を振るうアメリカのウーバー本社は、利用者減により経営が悪化。
 先日、ついにある決断をしました。
 それは、開発を進めていた「自動運転技術」と「空飛ぶクルマ」部門の売却です。
『米ウーバーテクノロジーズは自動運転技術の開発子会社ATGを米新興のオーロラ・イノベーションに売却し、自社開発から撤退する。』
出典:日経新聞ウェブサイト 20/12/08 「自動運転に淘汰の波 Uber、自社開発から撤退」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN081920Y0A201C2000000)
『米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは8日、「空飛ぶ車」の開発部門を、トヨタ自動車が出資する米新興企業ジョビー・アビエーションに売却すると発表した。』
出典:時事ドットコム 20/12/09 「米ウーバー、「空飛ぶ車」売却 トヨタ出資の新興企業に」(https://www.jiji.com/sp/article?k=2020120900431&g=int)
 身軽になったウーバーが、どこへ向かうのかまだ分かりませんが、コロナ禍がおさまらない日本では、ウーバータクシーの利用が急伸することはありえないでしょうが、ウーバーイーツの出番が減ることは当分ないでしょう。
 ちなみに、ウーバーイーツの配達する人は、個人事業主という扱いなので、駐禁は自己責任となるようです。
 原付バイクを使った配達人はほとんど見かけず、自転車での配達ばかり目立つのは、そのせいかもしれません・・・