Amazonハウス、リアルに誕生(その他:令和182)

(初出:21/01/08)

 こんなに早く実現するとは思いませんでした・・・
 昨年20年9月の記事「未来のクルマからデジタルな妄想」で書いた、”Amazonハウス”。
 つぎのような記事がありました。
『米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コムは6日、米国内の本社や拠点の周辺地域に20億ドル(約2060億円)を投じ、中低所得者向けの低価格帯の住宅を建設すると発表した。高賃金のアマゾン社員の増加に伴う地域の家賃高騰や住宅不足に対応する。市場への影響力の大きさからハイテク大手への逆風が強まる中、地域での批判をかわす狙いもありそうだ。』
出典:日経新聞ウェブサイト 21/01/07 「米Amazonが低価格住宅 本社周辺など家賃高騰批判で」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06D8O0W1A100C2000000)
 5年間で少なくとも2万戸といわれるAmazonハウスの内装ですが、計画の全貌は明らかになっておらず、詳細はまだ不明です。
 しかし、合理化至上主義のAmazonが提供する以上、格安で提供される家の中にはモニターなどの名目で、アレクサなどの同社デバイスが設置される可能性が大です。
 駐禁.comの記事にも書きましたが、住居そのものがAmazonデバイスだったら、朝起きてから夜寝るまで、食べるもの、着るもの、見るもの、使うものすべて、ライフログとり放題。
 もちろん利用者の同意を得る必要はありますが、ライフログ提供で価格半額とかになるなら、多くの人が同意しそうな気がします。
 Amazonにしてみたら、向こう数年、もしかしたら10年以上にも渡るデータの宝庫が手に入るのですから、先着〇〇名の契約者家賃無料くらいのキャンペーンを仕掛けてくるかもしれません。
 こうしたキャンペーンに応じれば、それこそ、おむつからお墓まで「Amazonおススメ」のプロダクツに囲まれる人生となるわけですが、それを便利と感じるか、監視されているようでこわいと感じるかどうかは人それぞれでしょう。
 ちなみに日経の記事によれば、Amazonに負けじと、アップルもカリフォルニア州の住宅難解消に向けて資金を投入する予定とか。”Appleハウス”実現の可能性も出てきました。
 近年欧州ではデジタル規制を強化していますが、ユーザーの人生そのものを囲い込む勢いを見せるGAFAは、ある意味、警戒されて当然かもしれません。
 ちなみに、多くの企業が絶賛開発中のAIによる自動運転は、現在はまだ、駐禁の場所を避けて運転するレベルにすら達していませんが、いずれは車本体は格安で買えるかサブスクの対象となり、バーターとしてドライバーが行きたいところへ連れて行ってくれるのではなく、車メーカーがタイアップする、AIおススメの店の中から行先を選ぶ時代がくるのかも・・・