海の向こうの”自粛警察”(その他:令和234)

(初出:21/12/08)

海の向こうの”自粛警察”・・・

ただでさえ厄介なコロナ禍の落とし子ともいえるのが、自粛警察です。

「駐禁.com」が初めてその存在を取り上げたのは、1年以上前のこと(参考記事:駐車監視員よりチェックが厳しい? 自粛警察)。

昨年(20年)9月には、県外移動を控えてもらおうと県外ナンバーの車に傷をつけた自粛警察(男)に、懲役4月の判決が言い渡されましたが、発見されてもうじき2年になるのに、産みの親であるコロナ同様しぶとく、絶滅にいたっていません(参考記事:自粛警察、実刑の判決)。

今年(21年)に入っても、業務中の駐車監視員に
「この時期に何をやっているんだ」
「社会情勢を分かっているのか」と、自粛警察特有の勝手な言い分でからんで、逮捕された男がいました(参考記事:駐車監視員よりチェックが厳しい? 自粛警察)。

さらにここにきて、意外な事実が発覚。
どうやら、海外にも一族がいた模様です。
つぎのような報道がありました。

去る5日、ネット掲示板に「駐車はきちんとしましょう」というタイトルで1枚の写真が投稿された。この写真には、道路に違法駐車されたトヨタのレクサスが写っている。また、車両のボンネットには赤いスプレーで「レクサスXX」と書かれている。
この写真は、違法駐車されたレクサスによって通行に不便を感じた誰かが、”嫌がらせ”と”罰”の意味を込めて赤スプレーでスラングを書いたものと推測される。

出典:Wow!Korea 21/12/06 「駐車違反の”高級日本車”ボンネットに赤スプレーで「レクサスXX」の落書き、韓国で物議」 http://www.wowkorea.jp/news/korea/2021/1206/10325964.html

ボンネットに赤スプレーとは、かなり振り切れてる感がありますが、犯人の自粛警察は、それだけ頭にきたのでしょうか(”犯人の”自粛警察という言い方も、どうかと思いますが)。

自粛警察の特徴のひとつに、報道された行為を真似するというものがあります。

21年12月現在、渡航制限でなかなか海外には行くことはできませんが、来年あたり渡航制限が解け、久々に異国を訪れる機会があったなら。

浮かれがちになるのは仕方ありませんが、これだけは忘れないでください。

やつら(自粛警察)は、どこにでもいます・・・