歩行者が主役、令和7年春の交通安全運動・・・(令和308)

(初出:25/04/05)

令和7年4月6日(日)から始まる、令和7年春の全国交通安全運動。

主役となるのは、自動車ではなく、歩行者のようです。

「全国交通安全運動」は、警察庁単独のイベントではなく、内閣府、警察庁、総務省、法務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、防衛省、都道府県、市区町村、その他多くの業界団体など、官民横断して実行される、国家規模のプロジェクト。

その活動目標ともいえるのが、毎回制定される、”運動重点”です。

今回、平成7年春の運動のポイントは、前回入っていた”飲酒運転の根絶”が、なくなったこと。

以下、内閣府が発表した、「令和7年春の全国交通安全運動推進要綱」(令和7年4月6日~15日)より。

第5 運動重点
1 全国重点
(1) こどもを始めとする歩行者が安全に通行できる道路交通環境の確保と正しい横断方法の実践
(2) 歩行者優先意識の徹底とながら運転等の根絶やシートベルト・チャイルドシートの適切な使用の促進
(3) 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守の徹底

出典:内閣府 25/01/17 「令和7年春の全国交通安全運動推進要綱」
https://www8.cao.go.jp/koutu/keihatsu/undou/r07_haru/youkou.html

これまでは、飲酒運転やスピード違反などに注意喚起する”運動重点”が制定されることが多かった、全国交通安全運動。

しかし、今回は、自動車やバイクのドライバーではなく、むしろ、歩行者や自転車ユーザーの交通安全意識を向上させるという内容になっています。

考えてみれば、現行の法律だと、飛び出してきた子どもと出会い頭に事故を起こしたとして、たとえそれが避けようのない飛び出しだったとしても、過失割合がつくにせよ、事故になった時点で、運転手は”前方不注意”の責任を問われます。

このような不幸な事態を免れるには、運転手だけではなく、歩行者の側の交通安全意識向上が不可欠です。

運転手がいくら安全運転を心がけても、歩行者や自転車が好き勝手に赤信号を横断していたら、事故を誘因しかねません。

車だけが悪者になる時代は、終わりを告げようとしているようです・・・

※参考記事(駐禁.com)
まもなく始まる、令和6年秋の全国交通安全運動、注意すべきユーザーは
自転車が主役、令和6年春の全国交通安全運動
主役は自転車? 令和5年春の交通安全運動