バットマンとETC (逮捕17)

(初出:06/07/09) ※アーカイブ

 むかしむかし、実写版「バットマン」のTVシリーズが日本でも放映されていて・・・
 洞窟にある秘密基地から、バットモービルが出動(と帰還)するシーンでバタッ!と入り口におかれたハードルみたいな柵が自動で倒れ、子供心にかっこいいなあと印象に残っていたのですが・・・
 最近、首都高速を走るたびに、そのシーンがよみがえります。
 なぜなら、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)がついている車が料金所が近づくと、ピーンと音がして赤い棒が上にはねあがるから。
 通行料を払うために停車する車を尻目に、ゲートを走りぬける気分は、「ゴッサムシティのブルース・ウェイン」・・・
 などとのたもう、ノー天気な中年はさておき。
 全国で初めて、ETCの不正利用による摘発があったとの報道がありました。
『自動料金収受システム(ETC)の車載器に実際より小さな車の情報を入力したまま高速道路を安く通行したとして、静岡県警は4日、静岡市の男を道路整備特別措置法違反(通行方法の指定違反)の疑いで逮捕した』
(http://www.asahi.com/ 06/07/04)。
 じつは料金所のETCの機械は意外とアバウトで、微妙にちがう普通車と中型車の違いとか、汚れたナンバープレートなどは読み取れないことがあるのです。
 また、一般人が、ETCの車載器に車種などの情報を書き込むことはできませんが、情報が書き込まれた車載器自体を、ほかの車両に移して取り付けることは可能なのだとか。
 もっとも今回、逮捕者が出たことから分かるように、警察ではすでに不正について把握しているようです。
 つぎのような報道がありました。
『県警は普通車の車載器を中型車に移すなどして、ETCを不正に利用して高速道路を通行した車両を多数把握しているという』
(http://www.asahi.com/ 06/07/04)
 したがって、この先、逮捕者が増えるかもしれません。
 それにしても、コスチュームは黒ではなく緑ですが・・・
 ほんとうの意味でのヒーローは、もくもくと駐禁の確認作業を行う「駐車監視員」かもしれません。
 この人たちのおかげもあり、街の交通正義は守られるようになったのですから・・・