過剰防衛?で老人逮捕 (逮捕:令和92)

(初出:20/01/09)

 司令官を殺害されてブチ切れ、アメリカと戦争寸前のイラン・・・
 新年早々激動の幕開けとなりましたが、そんな混乱する世界情勢をよそに、神奈川県で、駐禁をめぐるささやかな逮捕劇がありました。
『南署は8日、器物損壊の疑いで、横浜市南区永田東1丁目、無職の男(81)を逮捕した。
 逮捕容疑は、4日午後0時35分ごろ、同所の路上で同市泉区の男性会社員(40)の乗用車のタイヤ2本(約3万5千円)をパンクさせた、としている。』
出典:カナロコ by 神奈川新聞 20/01/08 「「駐車違反見てただけ」 タイヤパンクさせた疑いで81歳男逮捕 近隣で被害相次ぐ」(https://www.kanaloco.jp/article/entry-238157.html)
 まだ、逮捕されたお年寄りが犯人と決まったわけではありませんが、状況からすると、横行する駐禁車両に正義感を抑えきれず、天誅とばかり犯行を重ねた可能性が高い模様。
 まだまだ血気盛んな81歳ですが、じつは、違法駐車に業を煮やした末の犯行は、過去にもいくつか報道がありました。
 駐車中の車7台がパンク(沖縄) 、窓ガラスをブロックで破壊(兵庫)。
 極めつけは06年9月神奈川県で発生した、駐車していたスクーターに向けてボーガンが発射され、ライトなどが壊された事件でしょう。
 犯人は、スクーターの持ち主と以前から駐車場をめぐってトラブルになっており、逮捕されてつぎのように供述しました。
『「注意したのに、スクーターを片付けなかったので腹が立った」と供述しているという。』
出典:読売新聞ウェブサイト 09/09/21 (http://www.yomiuri.co.jp/)
 堂々と違法駐車している車にイライラする気持ちは分からなくもないですが、警察が摘発しないからといって、勝手に実力行使したら、今度は自身が違法行為に手を染めることになります。
 しかも、手段が過激だと、相手の駐車違反より重い罰則になることもしばしば。
 逮捕されて我に返り、「バカなことをした」と思っても、時は戻らず。
 留置場の中で反省しても、犯してしまった犯罪は、なかったことにはできません。
 さて、イラクの司令官殺害の命令を下したアメリカの大統領は、どう思っているのか。
 日本時間20年1月9日0時ちょうど、その声明が発表されるまであと1時間です・・・

※補足:その後、アメリカとイラクの関係は緊張状態は続くものの、急激な悪化は免れました(20/01/13)。