取締りスポット変わらず (取締:令和18)

(初出:19/09/25)

そこにいるのは分かってました・・・

19年9月19日大阪府警は、鶴見緑地公園前の花博通で、長時間停車しているトラックの一斉取り締まりを実施しました。

つぎのような記事がありました。

【警察】
「おはようございます!ここでね、駐車してもらったら、休憩してもらったらダメなんでね!」
 大阪市にある鶴見緑地公園前の花博通は、車両の駐車が禁止されています。
しかし深夜から未明にかけてトラックやトレーラーの運転手が車を停めて仮眠するのが常態化しています。

出典: 関西テレビ放送ウェブサイト 19/09/19 https://www.ktv.jp/

この日、取り締まられたのは26台のトラックやトレーラー、そして5名が検挙されました。

道交法では、運転手が車内にいても、仮眠や荷物の積み降ろしなどの理由で駐車禁止区域に継続的に駐車していた場合は違法駐車となります。

しかし、警察が取締りを実施した区域は、「駐車監視員」が見回る重点地域に指定されていました(鶴見警察署)。

なのになぜ、このような違法駐車が常態化していたのかといえば、同地域での「駐車監視員」の活動時間帯が朝8時~夜10時までだったから。

トラックは「駐車監視員」がこない深夜~早朝、長時間停車していたのです。
そのため、警察が駐禁を取り締まった時間は朝5時と、「駐車監視員」が活動する前でした。

ところで、同区域が一斉取り締まりされたのは、今回が初めてではありません。
17年8月30日早朝にも、同じように実施されています。

つぎのような記事がありました。

深夜から未明にかけ、仮眠などのため路上駐車するトラックやトレーラーが増えているとして、大阪府警鶴見署などは30日早朝、大阪市鶴見区緑地公園の市道都島茨田(まった)線(花博通)で、違法駐車の一斉取り締まりを行った。

出典:産経新聞ウェブサイト 17/08/31 https://www.sankei.com/

このとき長時間停車していたトラックは約20台、うち7台の運転手に反則切符が交付されました。

それから2年。再び駐禁車両が集結し、一斉取り締まりが実施されたわけですが。
こう何度も繰り返されると、同地区の「駐車監視員」の活動時間帯の見直しが検討されるのでは・・・