オーストラリア・魅惑のメーターメイド (観光地1)

(初出:06/11/14) ※アーカイブ

駐禁のステッカーを車両に貼られてなにもしないでいると、車両の使用者に送られてくるのが、「放置違反金」の仮納付書と「弁明通知書」と呼ばれる書類。

「弁明通知書」とは、車を盗まれたなどしかるべき理由を書いて送れば、「放置違反金」の支払いを免除される書類ですが、南半球のオーストラリアにも、同じようなシステムがあるのだとか。

つぎのような記事がありました。

『オーストラリアのニューサウスウェールズ州で、200人以上が駐車違反などの罰金支払いを逃れ、計約8万豪ドル(約720万円)が未徴収だったことが発覚した』(出典:zakzak by夕刊フジ http://www.zakzak.co.jp/ 06/11/13)

不正の手口は単純で、運転していたのは自分ではなく他人だった、として別人の名前を書いた宣誓書を提出していたとか。
日本の「弁明通知書」では、このような言い訳は通用しないので、おおらかというかなんというか。

オーストラリアといえば最大の観光地は、 日本人もたくさん訪れるクイーンズランド州ゴールドコーストですが、そこにいるのが、その名も「メーターメイド」。

日本の「駐車監視員」は緑色の制服を着たオジサンたちが多いのですが、ショッピングストリートなどを闊歩する「メーターメイド」は、なんと金ピカビキニにハイヒールの美女たち。

1965年に誕生した「メーターメイド」。

HP(https://metermaids.com/)をみると、モデルプロダクション並みのクオリティですが、彼女たちのお仕事はというと、誕生当時は、車のパーキングメーターをチェックしては、時間切れになりそうだとドライバーのかわりにコインを入れて、スポンサーの名前を書いたカードを車のワイパーのところにはさんでいく、いわば歩く広告塔のようなものだったとか。

ただ、現在では、観光客に駐車用チケット券売機の使い方を教えるのがメインの業務のようです。

魅惑の「メーターメイド」、日本でも、どこかの観光地で導入されないでしょうか・・・

※補足:2018年4月、「メーターメイド」をテーマにしたレストラン「メーターメイド・バー & レストラン」がオープン。フーターズ(米)のライバル出現か。