(初出:07/04/17) ※アーカイブ
さて、横浜市では・・・
つぎのような記事がありました。
『市によると、排気量125ccを超える自動二輪車は、自転車駐輪場に駐車することができないが、市内にはこうした自動二輪車を止めることができる駐車場はほとんどない状態だという』
(出典:東京新聞ウェブサイト http://www.tokyo-np.co.jp/ 07/04/15)
そのため、行き場をなくしたバイクは駅前や空地へ放置されるケースが目立つとか。
しかし”横浜”といえば、元町、中華街、山下公園、みなとみらい21エリアなどを抱える、観光都市。
街の”美観”をそこねる駐禁についても敏感に対応しました。
つぎのような記事がありました。
『一定規模以上の商業施設やオフィスビルなどにオートバイ専用の駐車場設置を義務づける「市駐車場条例改正案」を5月議会に提出すると発表した』
(出典:日経新聞ウェブサイト http://www.nikkei.co.jp/ 04/11)
バイクを対象とした駐車場設置の義務化は全国で初めて。
これでバイクライダーも一安心かと思いきや、同案を詳しく見てみると、そうともいえないような。
というのは、同案で義務付けられたバイク専用駐車場の台数は、”三千平方メートルごとに自動二輪車一台分”とされているため。
“三千平方メートルごとに自動二輪車一台分”といわれても、ピンときませんが、06年8月にオープンした「横浜ベイクォーター」(地上8階地下2階建。延べ床面積50,600平方メートル)※を例にとると、バイク16台となります。
これは最低台数なので、実際にはもっと多くのバイク専用駐車場が整備されているのですが、それでもまだまだ数が足りないのは明らかです。
結局、今回の横浜市の対応にしても、バイクのためというより、観光客の邪魔にならないようにという意図があるのでは。
バイク専用駐車場の未来は、まだまだ明るいとはいえないようです・・・(5へ続く)
※令和現在、「横浜ベイクォーター」( https://www.yokohama-bayquarter.com/ )にはバイク43台の専用駐車場が整備されています。
※令和現在、「横浜市駐車場条例」は成立、施行されています。
「横浜市駐車場条例の解説」https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/kotsu/toshikotsu/chushajo/jorei/sassi.html