中古車購入の新たなチェックポイント (罰金3)

(初出:06/04/23) ※アーカイブ

「聞いてないよ!」・・・
ネットオークションの利用者が悲鳴をあげるかもしれません。
原因は、駐禁「放置違反金」の未払いによる「車検拒否制度」。

駐禁で科せられる「放置違反金」を放置していると公安委員会より督促を受け、それでも払わないと国土交通大臣に通知され、次の車検が通らなくなる「車検拒否制度」。
これを悪用されると、つぎのようなことが起きる可能性が。

1=ネットオークションで中古車を落札。
2=届いた車の名義書替えをしたら、前のオーナーが放置違反金を支払ってないことが判明。
3=オーナーに抗議するも、「(放置違反金支払いの有無を)聞かれなかったら」の一点張り。
4=放置違反金を払わないと車検が通らないため、泣く泣く肩代わりする・・・

新車・中古車を問わず車を販売するディーラーは、業界が自主的に設定したルール、「自動車公正競争規約」を守るように求められています。

社団法人自動車公正取引協議会HP(http://www.aftc.or.jp/)でも、中古車の表示ルールについて、つぎのように書かれています。

『1=店頭展示車、新聞・チラシ・インターネット等の広告の表示
店頭の展示車には、「販売価格」、「走行距離数」、「整備の実施」、「保証の有・無」、「修復歴の有無」等を表示すること。』(出典:社団法人自動車公正取引協議会 http://www.aftc.or.jp/ 2006)

こうした規約があるため、 ディーラーが放置違反金を納付してない車を買い取ることは、まずないでしょう。
でも、ディーラーではなく、個人売買だとどうでしょうか。

06/4/23現在、ヤフーオークションには、トヨタ2,668台を筆頭に、約15,000台もの自動車本体が出品されており、個人売買も少なからずあります。

06/6月1日以降、中古車を購入する場合は、事故歴などと同時に、放置違反金支払い履歴の確認をすることもお忘れなく・・・