注目度抜群、メイドタクシー (その他105)

(初出:07/09/14) ※アーカイブ 

 これまでにも、さまざまなタクシー会社のサービスを紹介してきましたが・・・
 これは、究極かも。
 その名も、「メイドたくしー」(※現在はやっていません)。
 当サイトでは、ビデオタクシーなどアイデアを書いたことがありますが、この「メイドたくしー」はただのアイデアではなく、れっきとした実在するサービスです。
 07年9月7日から、このナイスな「メイドたくしー」のサービスを開始したのは、宮城県仙台市に本社があるKECハイヤー北陸。
 そのサービス内容についてはつぎのような記事がありました。
『「メイド喫茶」のタクシー版と考えれば分かりやすい。乗客は「ご主人様(女性はお嬢様)」になり、メイドさんのサービスを受ける。車内で会話し、いっしょにゲームをしたり、DVDを見たりするわけだが、「メイド喫茶」と違うのは、お目当てのショップの前でタクシーを降りてメイドさんと買い物をしたり、メイドさんオススメの場所へ案内して紹介してもらうことができる点だ』
(J-CASTニュース 07/09/13 https://www.j-cast.com/)
 うーん、そうきたか、という感じですけど、ただ、”メイド喫茶”といえば・・・
 メイドがお客様をもてなす行為が”接待”だとみなされ、地域によっては、営業するのに風営法の免許が必要だという話もあります。
 それが、国土交通省の管轄のお固いタクシー業界で、よくぞ認められたと思ったら・・・
 利用者、いえ、ここでは”ご主人様(もしくはお嬢様)”に制限がありました。
 ケガとか病気などが原因で普通のタクシーやバスに一人で乗るのが難しい人を対象とした、介護タクシーの一種という位置づけのサービスなのです。
 「だったら、”メイドタクシー”じゃなくて”ナ-スタクシー”のほうがいいじゃないか」とも思いますが、それだと救急車になってしまうので、やっぱり”メイド”のほうがいいのかも。
 ユニークなこの試み、ぜひメイド喫茶の本場、秋葉原のある東京でもやってもらいたいものです・・・

※補足:上記メイドタクシーサービスは07年11月一杯で終了、それについてはつぎのような記事がありました。
『メードブームに乗り、インターネットのブログで紹介されるなどしたため反響が大きくなり、専用ホームページへのアクセスが1日6000を超え、50件を超えるメールが届く日もあった』
『障害者を装った利用者が横行』
『ネットには「包帯やギプスで偽装しろ」といった“抜け穴指南”の書き込みもあった』
(http://www.yomiuri.co.jp/ 07/12/14)