罰則強化、飲酒運転 (取締22)

(初出:06/09/24) ※アーカイブ

 06年8月25日に福岡市で発生した、一家5人が乗ったRV車が飲酒運転の乗用車に追突されて海に転落、幼児3人が死亡した事件。
 沈みかけた車中から、必死の思いで両親が子どもらを連れだしたものの、すでに3人とも亡くなっていたという悲惨な事件は・・・
 追突した運転手が「ナンパ目的」で飲酒運転していたり、事故後友人に身代わりを頼んだり、大量の水を飲んで飲酒を偽装しようとしたりと、「被害者をほったらかして、なにやってんだ」という事実が明るみに出るにつれ、世間の怒りをかきたてました。
 そして事件から約3週間後、福岡県警東署は、追突した運転手の容疑を業務上過失致死傷などから危険運転致死傷罪と道路交通法違反(ひき逃げ)に切り替えて、福岡地検に書類送検。
 これにより、犯人の罰則が厳罰に変わる見込みとの報道がありました。
『逮捕時の罪では最高刑が懲役7年6月だったが、同地検は16日、危険運転致死傷罪と道路交通法違反(ひき逃げ)で起訴する方針で、最高刑は懲役25年になる』(http://www.yomiuri.co.jp/ 06/09/14)
 しでかした犯罪からすれば、これくらいの罰は当然といえますが、この事件をきっかけに、飲酒運転に関する報道が続くようになります。
 ・06年9月14日、愛知県中川署が、車で帰るのを知っていて従業員に飲酒させた名古屋市の飲食店店長を道交法違反(酒気帯び運転ほう助)の疑いで逮捕。
 ・06年9月14日、愛知県警愛知署は、酒を飲んでいると知っていた女性に車に運転させたとして西尾市の自営業の男を道路交通法違反(酒気帯び運転)の教唆の現行犯で逮捕。
 また06年9月13日には、警察庁調査結果がつぎのように報道されました。
『客が車を運転することを知りながら飲食店で酒を出したり、酒を飲んだ知人をそそのかして運転させたりして、飲酒運転のほう助や教唆容疑で摘発されたケースが、昨年までの4年間に全国で781件に上る』(http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/09/15)
そして、このような事態を見過ごすわけにいかない警察庁はつぎのように発表しました。
『運転手にアルコールを提供した人にも罰則を科す規定を道路交通法に新設する方針を固めた』
『同庁では、飲酒運転に甘い現状を変えるため、運転者だけでなく、周囲にも厳しく責任を問う姿勢を打ち出す』(http://www.yomiuri.co.jp/ 06/09/15)
 「駐車監視員」制度導入により、駐禁事情は劇的に改善されましたが、つぎは、飲酒運転の摘発が改善されることを期待します・・・