(初出:07/01/29) ※アーカイブ
そんなこといわれても・・・
06年6月1日から滋賀県警は、4人(2ユニット)の「駐車監視員」に駐禁の確認作業を委託していますが、06年6月~11月末までに活動の成果について、つぎのような記事がありました。
『県内で張られた「違反ステッカー」は計7,546枚。うち1,779枚(約24%)を駐車監視員が張った』
『大津駅前のメーン道路約600メートルで、午前10時の放置車両を調べたところ、制度導入前の5月30日は23台だったが、導入後は1日3~6台に減った』
(http://www.chunichi.co.jp/ 07/01/13)
4人(2ユニット)が6カ月で1,779件の確認作業を行なったということは・・・
1,779件÷2(ユニット数)÷183日(6カ月)=約4.9台。
ちなみに06年度、駐車監視員は全国で1,580人いて、 「駐車監視員」による違反標章の取り付け件数の合計は、半年間で58万5203件だったということは・・・
585,203÷790(ユニット数)÷183日(6カ月)=約4台。
つまり、06年6月~11月までの、「駐車監視員」1ユニットが1日に張り付ける違反標章数の全国平均は約4台で、滋賀県警では、その平均を上回る結果となりました。
もっともドライバーからは、「大目に見てほしい」など泣きつかれたりもするようですが、残念なことに「駐車監視員」は、自分の裁量でいちど貼った違反標章を剥がすことはできません。
530人もの駐車監視員が活動する東京都とはちがい、県全体でたった4人しかない滋賀では、「駐車監視員」制度について理解している人も多くはないでしょうから、これからも対応には苦労するかもしれません・・・
※本記事は07年当時の状況に基づく内容です