低画素デジカメ (その他7)

(初出:06/05/17) ※アーカイブ

 わたしが生まれてはじめて買ったデジカメは、画素数35万で電池が30分しか保ちませんでした。それでも価格は10万円・・・
 それから7年。
 技術の進歩はめざましく、有効画素数320万(FOMA SH902iS)という携帯電話も出現していますが、「駐車監視員」が使用するデジカメの基本性能はといえば、画素数100万・・・
 警察が「駐車監視員」に貸与する専用端末に内蔵されているので、厳密にいえばデジカメではありませんが、イマイチな性能にちがいないでしょう。
 もっとも、上限年齢のない「駐車監視員」有資格者には、デジタル機器の取り扱いに慣れてない年配の方も多いので、解像度が良すぎても、手ブレが続出して困るかもしれません。
 だいたい、現場で駐禁確認作業にあたる「駐車監視員」の上限年齢は、一般の会社より高く、65歳以下というのがほとんど。
 第一線を退いた方が、ボランティア感覚でもお勤めできるのが、「駐車監視員」というお仕事(深夜の見回りはキツイでしょうが)なのかもしれません(審査合格者の最高年齢は79歳!)。
 また、専用端末についてるデジカメは、撮影に失敗してもデータを削除できない仕組みだとか。
 不正ができないよう、そのような仕様になっているらしいのですが、そんなデジカメで手ブレを連発していたら、仕事にならないのは目に見えてるわけで・・・
 真剣な顔をして、町中で携帯電話のカメラで車を撮影している年配の方がいたら、駐禁取り締まりの練習をしている「駐車監視員」だと思っていいかもしれません・・・

※本記事は06年当時の状況に基づく内容です