自動車台数減少カウントダウン (その他93)

(初出:07/01/06) ※アーカイブ 

 情勢によっては、さらに早まるかも・・・
 10年後の状況について、つぎのような記事がありました。
『乗用車の国内保有台数が2017年の6,018万台をピークに減少する見通しであることが(06年12月)28日、日本自動車販売協会連合会と三菱総合研究所の調査で分かった』
『人口減に加え、運転しなくなる高齢者の増加が大きな原因』
(http://www.nikkansports.com/ 07/12/28)
 見通しでは、公共交通機関が発達し、駐車場など維持費がかかる都市部から車の減少がはじまるのでは、とされていますが、個人的には、10年よりもっと先に減少しはじめるのでは、と思っています。
 その理由は、まず、お金の問題。
 不安定で、高騰しがちなガソリン代。
 どこへ出かけても、利用しなければならない駐車場代。
 そして、駐禁など、厳しい交通違反の取り締まり。
 06年に民間委託がはじまった駐禁につづき、07年は飲酒運転や、高齢者ドライバーなどの規制を強化しようという動きがあります。
 これらの法案がすべて通ったら、車を運転するたび、あれしちゃだめ、これしちゃだめと、気にしなければならないことが多くなりすぎて・・・
 いっそ、気軽に利用できる電車やバスで行くか、家に車なんかいらないや、ということにもなるんじゃないでしょうか。
 自分の車なのに、自分が好きなように乗れないというジレンマ。
 かつて社会問題となった暴走族も、あいつぐ法改正でどんどん追いつめられ、めっきり見なくなりましたが、車も規制しすぎるとユーザーがどんどん減るのでは・・・

※10年後の答え合わせ=
自動車検査登録情報協会(自検協)の調査によると、上記記事に記載されている2017年の乗用車の国内保有台数は61,253,300台と予想された6,018万台を上回りました。また、翌年2018年は61,584,906台、2019年は61,770,573台と台数は増加しており、減少するという予想も当たりませんでした。
※出典:自検協ウェブサイト (https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html)