(初出:06/08/16) ※アーカイブ
順序が逆?・・・
駐禁取締りが強化されたばかりの、06年6月。
バイクの駐車場をめぐる報道で、大阪市では、駐車場を作るより駐禁取り締まりを先行させていましたが・・・
バイクの駐車場以上に”順序が逆”ではないかと思われるのが、トラックの駐車問題です。
物流を支えるトラックが、荷さばきのたびに駐車違反をとられる・・・
悪夢のようなことにならないよう、全日本トラック協会(約5万5000社所属)は05年秋から、荷さばきの多い区間では貨物車両を駐禁取り締まりの対象外とするよう、警察庁に訴えてきました。
しかし訴えは実現せず、やむなく、トラックの乗員を2人体制とするなどして対応しているのが実情です。
しかしここにきて、ついに、お役所が重い腰をあげるとか。
つぎのような記事がありました。
『国土交通省は物流業者が駐車違反を気にせず荷さばきできる仕組みづくりを進める。来年度から商店街などが専用駐車場を整備する費用を助成。月内にも有識者会議を発足させ、共同配送を促進して荷さばきするトラック自体を減らす対策を年度内にまとめる』
(http://www.nikkei.co.jp/ 06/08/12)
対策に乗り出したとはいえ、こうしているあいだにも、1人で荷さばきしているトラックが駐禁をとられ、ガソリン価格上昇に悩まされ、”倒産”の二文字さえちらついてる業者もいるというのに・・・
「年内に対策をまとめる」とは、あいからずのお役所仕事です・・・