(初出:21/12/09)
業務拡大中? ”自粛警察”・・・
海外に眷属がいることが明るみに出た、自粛警察ですが、国内では、知らないうちに業務を拡大していました。
先月になりますが、つぎのような報道がありました。
逮捕容疑は26日午前6時15分ごろ、自宅近くの歩道に止めてあった自転車のサドルに、白色のマーカーで「駐禁」と横書きで書いた疑い。同署の調べに「違法に駐輪している自転車に腹が立ち、持っていたマーカーで落書きした」と容疑を認めているという。
出典:神戸新聞NEXT 21/11/26 「自転車サドルに「駐禁」と落書き 日本郵便社員、容疑で逮捕 「違法駐輪に腹立った」」 https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202111/0014871110.shtml
これまで”車”を標的にしてきた自粛警察が、ついに自転車にも牙を剥いたのです。
これを聞いて不安を覚えたのが、現在、有識者検討会でその扱いについて話し合われている、電動キックボードについてです。
運転するにあたって、運転免許が必要な電動キックボードですが、来年(令和4年)までの予定で、東京都内で行われている実証実験では、シェアリング事業者の電動キックボードに限っては、条件付きですが、
・ ヘルメットをかぶらなくてもいい
・ 自転車道を走ってもいい
・ 一方通行(自転車を除く)を無視してかまわない
など、ほぼ自転車と同じような扱いを受けているのです。
つまり電動キックボードは、車と自転車の間を繋ぐ、ミッシングリンクのような存在といえるでしょう。
世界的に見ても電動キックボードは、歩くには少し遠い、いわゆるラストワンマイルの移動手段に最適といわれ、普及しています(参考記事:駐車監視員も熱視線? 電動キックボード)。
また電動キックボードは、CO2を排出しないSDGs向きのモビリティのため、全国の自治体から歓迎されており、あちこちで実証実験が行われています。
こうしたことから、いまは過渡期で、違反や事故が多発し、警察も対応に追われていますが、いずれ法整備が整えば、一気に普及するのではと、当サイトでは予測しています。
その際、最大の障害となるのは、放置した電動キックボードに駐禁ステッカーを貼りまくる駐車監視員ではないかと思っていたのですが、これは、新たな敵が登場したのかもしれません。
自粛警察。
電動キックボードにとって、宿敵となるかもしれません・・・
…
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