違法駐車取り締まり、高速不正利用取り締まり(取締24)

(初出:06/10/08) ※アーカイブ

駐禁の「反則金」が納付されない場合、車両の使用者に「放置違反金」の納付書が送付され、使用者がこれを納付しないと、つぎの車検が通らなくなる・・・

06年6月1日から強化された「駐禁取り締まり」の目的のひとつ、罰金の逃げ得を許さないために考えられたこの仕組み。

05年時点で、駐禁の全体の27%が逃げ得となっており、そのまま放置すればさらに増加しそうな気配があったため、こうした仕組みが必要になったとのことですが・・・

逃げ得といえば、ETCの逃げ得も問題となっています。
 
以前、ETCの料金所にはビデオカメラが設置されているとの報道があると紹介しましたが、カメラの性能の問題でスピードが速い車のナンバーが読みとれないことがあったとのこと。

そこで高速道路は民営化されるにあたり、道路公団が対策をはじめたとの報道がありました。

『関係者が注目するのが車のナンバーなどを映し出せる新しい高性能カメラだ。首都高速道路(東京都)ではすでに導入が始まり、関西以西を管理する西日本高速道路(大阪市)も管轄地域に四台を導入した。
一方、石川、富山を含む中部地方の八路線を管理する中日本高速道路(名古屋市)では一台も導入されておらず、両県内での違反者の摘発事例はない。しかし、不正増加の状況から「東名、名神などで十五台ほどの導入を検討している」と対策に本腰を入れ始め、同支社でも検討を始めた』(出典:東京新聞ウェブサイト http://www.tokyo-np.co.jp/ 06/10/06)

また道路公団は、ETCの不正利用の摘発も強化しており、06年9月27日には、全国初となる、ETC不正利用による詐欺容疑でトラック運転手を逮捕しました。

この運転手はETCの記録を消し、うその申告をしていました。

駐禁も、高速道路の不正利用も・・・
割に合わない犯罪になりつつあります・・・