（初出：06/06/24） ※アーカイブ
「左手に噛みついた男」が起訴されたという記事がありました。
『岡山地検は23日、民間の駐車監視員（38）にかみついたとして、公務執行妨害と傷害の罪で岡山市の行政書士の男（55）を起訴した』
『岡山地検によると、みなし公務員の駐車監視員に対する公務執行妨害での起訴は全国初』
(http://www.zakzak.co.jp/ 06/06/24）
当サイトでは、これまで全国４名の逮捕者が出た報道されたことを報告しましたが、この男は二番目の逮捕者。
ほかの逮捕者は、逮捕はされても起訴はされていないので、”歯形が残る程度の軽いけが”という実害があったことが問題視されたのかも。
ただ、被害は あくまで 、”軽い ” けが程度。
それでも起訴されたという事実が全国に報道された裏には、「駐車監視員に何かあれば全力で守るよ」という警察のメッセ－ジが込められているのかもしれません。
つぎのような報道がありました。
『警察庁の漆間巌長官は23日夜、札幌市中央区薄野地区の繁華街を視察した』
『また、6月からスタートした民間駐車監視員を激励した』
『視察後、漆間長官は「ここでは官民挙げての街づくりが進んでいる。民間駐車監視員が違反者から罵詈雑言を浴びせられることも少ないようだ」と話した』
（http://www.mainichi-msn.co.jp/ 06/06/24）
警察庁のトップが「駐車監視員」のことを気にかけているのです。
一般市民にしてみれば、逮捕されただけで一大事なのに、起訴などされたら地獄に落ちたような気がするんじゃないでしょうか。
駐禁を確認されて、かっとなる気持ちも分からなくはないですが、親しみやすい緑色の制服を着ていても、「駐車監視員」の実態は警察官と同じ。
暴言、暴行の類は控えたほうが賢明です。
また駐禁の「反則金」や「放置違反金」の納付をしないでいると、これまた「財産差し押さえ」など地獄を見るような羽目になるので、よっぽどお金に困っているのでなければ納付したほうがよろしいかと思います。
まさに、地獄の沙汰も金次第・・・
