(初出:06/08/12) ※アーカイブ
「逮捕されると思わなかった」と嘆かずにすむように・・・
駐禁のステッカーを貼られて激高し、つい手が出てしまい「駐車監視員」を暴行、公務執行妨害の疑いで逮捕されるという報道が続いてしますが・・・
道交法関連ではほかにも、「これくらい平気だろう」と思っていたら逮捕されたという事件がいくつもあります。
1=31kmスピード違反で会社員逮捕
06年8月7日岡山県警岡山南署は、最高速度40kmの市道を71kmで走った男性会社員を、速度違反の疑いで逮捕しました。
ただし、現行犯逮捕ではなく、つぎのような報道がありました。
『県警は交通裁判のため19回にわたり通知書を送付。電話でも6回連絡し、岡山簡裁へ呼び出したが会社員は仕事を理由に応じなかった』
(出典:日刊スポーツウェブサイト http://www.nikkansports.com/ 06/08/07)
悪質と判断されての逮捕でした。
男性は取り調べで、多くの逮捕者と同じく「逮捕されるなら出頭すればよかった」と反省しているとか。
2=自転車2人乗りで女子高生書類送検
06年8月8日、宮城県警仙台南署が、自転車を2人乗りした高校1年生の女子高生を道交法違反の疑いで書類送検するとの報道がありました。
『署員の警告を聞き入れないで乗り続けたのは悪質と判断、同容疑で仙台家裁に異例の書類送致する』
(http://jyoho.kahoku.co.jp/※当時のURL 06/08/09)
『運転していた生徒は「まさかパトカーが追い掛けてくるとは思わなかった」と話している』
(出典:zakzak by夕刊フジ http://www.zakzak.co.jp/ 06/08/09)
この女子高生はさぞかし泡を食ったことでしょうが、自転車事故が多発していることから、06年4月より警察庁は、車だけでなく自転車の交通違反取り締まりも強化しています。
酔っぱらって自転車に乗ってると逮捕されるかもしれないので、女子高生だけなく、居酒屋帰りのオトーサンも注意が必要です。
3=車道でスケボーに乗り、会社員逮捕
06年8月8日、神奈川県警加賀町署は、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」さながら、スケートボートに乗って車道を走っていた会社員を道交法違反の疑いで逮捕しました。
『横浜市中区山下町の市道で、同署員の注意を無視して、約100メートルにわたり車道でスケートボードに乗った疑い。片側2車線の道路は交通量が多く、男性は左側車線を占領して走ったため、後続車両はブレーキをかけたり、進路変更するなどして混乱した』
(出典:毎日新聞ウェブサイト※当時 06/08/09)
『会社員は「まさか捕まるとは思わなかったので、警告を無視してしまった」と話しているという』
(出典:zakzak by夕刊フジ http://www.zakzak.co.jp/ 06/08/09)
逮捕された会社員の年齢は36歳。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」第1作が公開されたのは1985年ですから、映画公開時は、主人公の設定と同じ高校生だったと思われますが、今になって高校時代の夢を叶えようと思ったのか・・・
ちなみにこれらの報道、逮捕された理由は様々ですが、容疑者の言い訳はほぼ同じ。
そしてこの先も、なんどこのセリフを聞くことになるか分かりません。
「まさか捕まるとは思わなかった」・・・