体力テストのススメ (逮捕30)

(初出:06/09/14) ※アーカイブ

 その数字はひっそりと書かれていました・・・
 06年9月13日発表された「駐車監視員」制度導入についての記事で、制度のめざましい効果が報告されていたのですが、最後のほうに暗い内容があったのです。
『導入前の5月末と導入後の8月末で放置駐車台数を比べると、東京都内の主要10道路は74%減少。大阪の御堂筋は73%減、愛知の主要6道路も71%減』
『東京23区と14政令指定都市の幹線道路の渋滞緩和で目的地に着く時間短縮と走行費が減少し、年間で約1800億円の節約効果』
『一方、今月10日までに監視員に対する公務執行妨害事件が29件発生、計30人が逮捕され、監視員が2週間のけがをするケースもあった』
(http://www.nikkansports.com/ 06/09/13)
 当サイトではこれまで、「駐車監視員」に対する公務執行妨害で逮捕されたという報道があるたび、報じてきたのですが・・・
 どうやらこの手の事件は、”ありふれた事件”として処理されるようみたいで、10人目の逮捕者が出た8月頃から、ほとんど見かけなくなりました。
 そのため、8月からの一ヶ月あまりで、それまでの倍の20人が逮捕される事態になっていたとは知らず、驚きました。
 ちなみに、全国の「駐車監視員」の総数は1580人(※06年当時)。
 「駐車監視員」はユニット(2人)で行動するので、逮捕者ひとりにつき1ユニット2人が事件に巻き込まれたことになります。
 6~8月の三か月で、全体の約3.6%となる29組58人。
 仮にペースで1年がすぎたとすると、全体の約14%(110ユニット=220人)が被害に会う計算になります。
 あくまで机上の計算なので、実際にこの通りになるとは思えませんが、それにしても高い確率ではないでしょうか。
 すこしぐらいの暴行では怪我などしない人員を確保するため、「駐車監視員」試験の科目に、体力テストも加えたらどうでしょう・・・