都市伝説崩壊? 外交官駐禁対応強化(取締:令和205)

(初出:21/04/28)

コロナ禍を逆手にとり、一気にかたをつけるつもりなのかもしれません・・・
21年4月27日、外務省はつぎのような発表をしました。

今般、外務省は、駐日外交団車両による駐車違反問題に対する更なる措置として、警察庁と連携して、繰り返し違反を行う車両について、個別に注意喚起し、違反金納付を更に強く求めることとしました。また、国際法及び国内法令に従って実施している駐日外交団車両に対するガソリン税免税措置に関し、外務省が該当車両に対し免税購入のための証明書を発給する際、違反金の納付を確認することとしました。

出典:外務省 21/04/27 「駐日外交団車両による駐車違反問題に係る措置について」https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000804.html

警察庁の発表によれば、3948件(18年)、2615件(19年)、1137件(20年)と、駐禁ステッカーを貼られる駐日外交団車両の数は、年々減少しています。

しかし、2019年まではともかく、コロナ禍でほぼ鎖国状態だった2020年は、そもそも外交官関係者が車を使う機会が少なかったのではないでしょうか(参考記事:まさか反省した? 外交官駐禁問題)。

3度目となる緊急事態宣言が発令され、GWにもかかわらず交通量減少が予想される、令和3年の今。
たくさんいた駐禁車両も減り、これまで目立たなかった駐禁車両があぶり出されることは確実です。

外務省発表の文章では、『繰り返し違反を行う車両について、個別に注意喚起』という表現が使われています。

つまり、駐禁を繰り返す問題車両はナンバーを控えられ、ブラックリストが作成されているのではないでしょうか。

そして、担当エリアの交通量が激減しても、決められた時間帯になれば見回りしなくてはならない駐車監視員たち(参考記事:むしろ懐かしい駐禁取締り)。

勝手な妄想ですが、ヒマをもてあました駐車監視員に、問題車両のナンバーが記載されたブラックリストが配布されたなら・・・

都市伝説のように流布されてきた駐禁にまつわる風説が、”外交官は駐禁とられない”から、”外交官は狙い撃ちされる”に変わる時がきたかもしれません・・・